現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年2月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
2 | 重ね着の中に女のはだかあり |
3 | 海に出て木枯帰るところなし |
4 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
7 | しらべよき歌を妬むや実朝忌 |
8 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
9 | 藍植うや孀ながらも一長者 |
10 | 肩で押す貨車に冬曉朱の一圓 |
11 | 冴返る墓淡路女の恒端座 |
12 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
13 | 颯爽と歩いてみれば春近し |
14 | 二た昔とも昨日とも高虚子忌 |
15 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
16 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
17 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
18 | 浜で裸になり松の花より若い妻 |
19 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
20 | 世の渦を一つ逃れて鮟鱇鍋 |
21 | 春立ちし明るさの声発すべし |
22 | 逝きしルオーの絵と思ひまた長く佇つ |
23 | 妻よおまえはなぜこんなにかわいんだろうね |
24 | からだの風景を鷹が舞っている |
25 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
26 | パンツ脱ぐ遠き少年泳ぐのか |
27 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
28 | 巨き船造られありて労働祭 |
29 | 天の川わたるお多福豆一列 |
30 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
31 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
32 | 中年や華やぐごとく息白し |
33 | 青いシグナルおこそずきんを脱ぎ給へ |
34 | 日常や椿一輪が重たし |
35 | 夏の山国母いてわれを与太という |
36 | 冬銀河青春容赦なく流れ |
37 | 野を焼いて帰れば燈火母やさし |
38 | 雨の中に立春大吉の光あり |
39 | あわゆきのつもるつもりや砂の上 |
40 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
41 | 若鮎の二手になりて上りけり |
42 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
43 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
44 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
45 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
46 | 青蘆に夕波かくれゆきにけり |
47 | 去年今年貫く棒の如きもの |
48 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
49 | 青梅落つ三とせの服はたるみつつ |
50 | 仰ぎたるところにありし返り花 |
2024年4月25日 08時28分更新(随時更新中)