現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年1月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
2 | 鮟鱇やかげ膳据ゑて猪口一つ |
3 | 春のくれ夫なき家に帰りくる |
4 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
5 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
6 | しぐるるや駅に西口東口 |
7 | つくし煮るどの時間にもつながらず |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
10 | 寒山か拾得か蚊に螫されしは |
11 | 鮟鱇もわが身の業も煮ゆるかな |
12 | 校長のかはるうわさや桐の花 |
13 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
14 | 父母未生以前青葱の夢のいろ |
15 | あやまちはくりかへします秋の暮 |
16 | 衰へし犬鶏頭の辺を去らず |
17 | 春や昔十五万石の城下哉 |
18 | 倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 |
19 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
20 | ラグビーのジヤケツちぎれて闘へる |
21 | 正月の月が明るい手まり歌 |
22 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
23 | 火美し酒美しやあたためむ |
24 | 六月の雲あわただし大庇 |
25 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
26 | 爛々と虎の眼に降る落葉 |
27 | 喀血や夕蝉遲れ鳴く中に |
28 | 浜で裸になり松の花より若い妻 |
29 | 少女らのむらがる芝生萌えにけり |
30 | 蝉穴といふ寂寞をのぞき見る |
31 | 蠶屋のほつほつ消えぬ山かづら |
32 | 吹雪く夜の橋思はれてしばし寝ねず |
33 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
34 | 茄で卵むけば日向に浮寝鳥 |
35 | 龍神の走れば露の玉走る |
36 | 妻いねて壁も柱も月の中 |
37 | 鮟鱇を吊りざぶざぶと海暮るる |
38 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
39 | 初日いま楕円核爆発あるな |
40 | 女吹かれ黒煙突から飢えはじまる |
41 | 中学生神語りおり雪積む藁 |
42 | あをあをとこの世の雨のははきぐさ |
43 | たち泳ぎして友情を深うせり |
44 | 運ばるる氷の音の夏料理 |
45 | 良妻にあらまほしけれ大くさめ |
46 | こころ踏むごとひぐらしのひびきくる |
47 | あかあかと夢に綿打つ晩夏かな |
48 | あかあかと天地の間の雛納 |
49 | はまなすの朱き実ほどの胸燃やす |
50 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
2024年4月26日 02時34分更新(随時更新中)