現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年1月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
2 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
3 | 大寒や一痕もなき穂高嶽 |
4 | 海に出て木枯帰るところなし |
5 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
6 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
7 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
8 | 返り花きらりと人を引きとどめ |
9 | 願ふより謝すこと多き初詣 |
10 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
11 | 去年今年貫く棒の如きもの |
12 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
13 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
14 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
15 | 野を焼いて帰れば燈火母やさし |
16 | 寒に入る音駈けゆきて馬の蹄 |
17 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
20 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
21 | 重ね着の中に女のはだかあり |
22 | 正月の月が明るい手まり歌 |
23 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
24 | てのひらに落花とまらぬ月夜かな |
25 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
26 | 爛々と昼の星見え菌生え |
27 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
28 | 寒鯉とわれ遂にわれより動く |
29 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
30 | 大寒の東京駅に人を待つ |
31 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
32 | 余り苗平家の墓に供へけり |
33 | 母といて銭使わず芹なずな |
34 | 馴染むとは好きになること味噌雑煮 |
35 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
36 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
37 | 寒星や神の算盤ただひそか |
38 | オリオンの盾新しき年に入る |
39 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
40 | そらまめの花のひとみのさかしげに |
41 | 鮟鱇に似て口ひらく無為の日々 |
42 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
43 | シェパードが先に着きたる避暑地かな |
44 | いつまで在る機械の中のかがやく椅子 |
45 | 枯木立月光棒のごときかな |
46 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
47 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
48 | 焼跡の天の広さよ仏生会 |
49 | 早乙女の袂ほどきし書餉かな |
50 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
2024年4月19日 14時12分更新(随時更新中)