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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年1月の月間キーワードランキング

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露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す
2

青蛙おのれもペンキぬりたてか
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

去年今年貫く棒の如きもの
5

重ね着の中に女のはだかあり
6

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
7

お涅槃のくすぐりっこの少女たち
8

いくたびも雪の深さを尋ねけり
9

夏の海水兵ひとり紛失す
10

炎天の遠き帆やわがこころの帆
11

初夢のなかをどんなに走つたやら
12

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
13

三千の俳句を閲し柿二つ
14

海に出て木枯帰るところなし
15

冬蜂の死にどころなく歩きけり
16

春や昔十五万石の城下哉
17

大寒の一戸もかくれなき故郷
18

縄とびの寒暮傷みし馬車通る
19

性格が八百屋お七でシクラメン
20

地の涯に倖せありと来しが雪
21

降る雪や明治は遠くなりにけり
22

栃木にいろいろ雨のたましいもいたり
23

山陰や一村暮るゝ麻畠
24

陽へ病む
25

ラガー等のそのかちうたのみじかけれ
26

凧の空微塵もなかりふるさとは
27

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
28

高嶺星蚕飼の村は寝しづまり
29

曼珠沙華あつけらかんと道の端
30

夏の山国母いてわれを与太という
31

早乙女の股間もみどり透きとほる
32

夫にして悪友なりし榾を焼く
33

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
34

終戦の夜汽車愛と死立ちて読む
35

鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし
36

おそるべき君等の乳房夏来る
37

除夜の湯に肌触れあへり生くるべし
38

今の間のおういぬふぐり聖人去り
39

のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液
40

灯台のように遠くて裸足です
41

男根担ぎ仏壇峠越えにけり
42

あざけりを浴びるごと昼冴返る
43

歳時記と二十世紀を見渡しぬ
44

おにはにはにはにはとりがゐるはるは
45

母死ぬと誰かれとなく飴の匂い
46

早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き
47

それぞれの部屋にこもりて夜の長き
48

枯木立月光棒のごときかな
49

ものの種にぎればいのちひしめける
50

死化粧して水色桔梗なりぬ


2024年4月20日 05時46分更新(随時更新中)
 

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