現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年12月の月間キーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
6 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
7 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
8 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
9 | 家毎に地球の人や天の川 |
10 | ものの種にぎればいのちひしめける |
11 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
12 | 海に出て木枯帰るところなし |
13 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
14 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
15 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
16 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
17 | くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり |
18 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
19 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
20 | 考えている水仙の高さかな |
21 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
22 | 枯木立月光棒のごときかな |
23 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
24 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
25 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
26 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
27 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
28 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
29 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
30 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
31 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
32 | 行けど行けど一頭の牛に他ならず |
33 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
34 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
35 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
36 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
37 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
38 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
39 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
40 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
41 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
42 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
43 | 空蝉に真昼の海が残っている |
44 | からだの風景を鷹が舞っている |
45 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
46 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
47 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
48 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
49 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
50 | おそるべき君等の乳房夏来る |
2024年3月29日 06時06分更新(随時更新中)