現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年9月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 母こひし夕山桜峰の松 |
2 | おとといのああしたことも鶴渡る |
3 | 死は春の空の渚に遊ぶべし |
4 | 母のせて舟萍のなかへ入る |
5 | かなかなのかなかなとなく夕かな |
6 | ほかの部屋大いに笑ふ鮟鱇鍋 |
7 | まなこ澄む男ひとりやいわし雲 |
8 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
9 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
10 | 妻恋し炎天の岩石もて撃ち |
11 | 川幅にホッチキスを打つ男娼K |
12 | 巷に酔う乳をむさぼり火傷の漁夫 |
13 | 師の墓のうしろの石に涼みけり |
14 | 干し梅の縄文人の顔それぞれ |
15 | 平手打ちかすかに雪の匂いして |
16 | 座敷わらし留守を守れる苗代どき |
17 | 弥栄の国の木高しすもももも |
18 | 日輪をこぼるる蜂の芥子にあり |
19 | 水の上に炎のひとひらや花篝 |
20 | 灯台のように遠くて裸足です |
21 | 父を嗅ぐ書斎に犀を幻想し |
22 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
23 | 霜柱はがねのこゑをはなちけり |
24 | 青田行く新幹線は銀の針 |
25 | 鯉に指吸わせ緑蔭にくからぬ |
26 | 鵙鳴けり工場金属音の中 |
27 | ある夜月に富士大形の寒さかな |
28 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
29 | さきがけてわが部屋灯す春夕焼 |
30 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
31 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
32 | ちるさくら海あをければ海へちる |
33 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
34 | はるばる来ては白梅の縁におり |
35 | まつ青な蘆の中から祭の子 |
36 | みごもりや春土は吾に乾きゆく |
37 | ものの種にぎればいのちひしめける |
38 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
39 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
40 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
41 | 二枚舌だから どこでも舐めてあげる |
42 | 五十八階全階の秋灯 |
43 | 五月雨や起上がりたる根無草 |
44 | 人体冷えて東北白い花盛り |
45 | 凧の空微塵もなかりふるさとは |
46 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
47 | 口まげしそれがあくびや蝶の昼 |
48 | 坂口安吾とは霜月の蝶番 |
49 | 壷にして深山の朴の花ひらく |
50 | 夜の桜満ちて暗くて犬噛合ふ |
2024年4月25日 13時52分更新(随時更新中)