金属とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 自然科学 > 鉱物 > 金属 > 金属の意味・解説 

きん‐ぞく【金属】

読み方:きんぞく

一般に金属光沢をもち、熱や電気をよく伝え強度大きくて折れにくく、展性延性をもち、常温固体物質総称重金属軽金属貴金属と卑金属遷移金属と非遷移金属などに分類される


金属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 05:28 UTC 版)

金属(きんぞく、: metal)とは、展性塑性(延性)に富み機械工作が可能な、電気およびの良導体であり、金属光沢という特有の光沢を持つ[1]物質の総称である[2]水銀を例外として常温常圧状態では透明ではない固体となり[2]、液化状態でも良導体性と光沢性は維持される[3]


注釈

  1. ^ この箇所について『金属材料の最前線』は、「銅は鉱石中で酸化物として存在(p24)」と述べ、異なる見解を示している。同書は、ヨーロッパアルプス氷河から発見された紀元前3300年頃の男性ミイラが持っていたハンマーに純銅の刃がついていたことを「謎(p24)」と表現している。
  2. ^ ニュートン』別冊 完全図解「周期表」第2版では、このメカニズムはまだはっきりと解明されていないと述べられている。(p68)

出典

  1. ^ 「【金属光沢】」『広辞苑』(第五版第一刷)岩波書店、1999年、733頁。ISBN 4-00-080113-9 
  2. ^ a b c 「【金属】」『広辞苑』(第五版第一刷)岩波書店、1999年、733頁。ISBN 4-00-080113-9 
  3. ^ 「【金属】」『岩波理化学辞典』(第四版第九刷)岩波書店、1994年、327-328頁。ISBN 4-00-080015-9 
  4. ^ 「【金属元素】」『広辞苑』(第五版第一刷)岩波書店、1999年、733頁。ISBN 4-00-080113-9 
  5. ^ 「【金属結合】」『広辞苑』(第五版第一刷)岩波書店、1999年、733頁。ISBN 4-00-080113-9 
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n 大澤p.11-35 I.金属の化学 1.金属とは
  7. ^ 「【金属水素】」『岩波理化学辞典』(第四版第九刷)岩波書店、1994年、329頁。ISBN 4-00-080015-9 
  8. ^ a b 9.金属の不思議”. 九州工業大学マテリアル工学科オープンキャンパス. 2010年4月17日閲覧。
  9. ^ J.D.Lee、浜口博・菅野等 訳「2.結合と構造 金属中の結合の理論」『リー 無機化学』(第一版第二十二刷)東京化学同人、2005年(初版1982年)、81頁。ISBN 4-00-080113-9 
  10. ^ a b c 齋藤p.32-50 I.金属の化学 2.金属の物理的性質
  11. ^ a b 編集長:水谷仁「3.周期表を読み取ろう 金属の性質はなぜ生まれるのか?」『ニュートン別冊 完全図解「周期表」第2版』ニュートンプレス、東京都渋谷区代々木2-1-1新宿マインズタワー、2010年、56-57頁。ISBN 978-4-315-51876-4 
  12. ^ 眞榮平孝裕、樋口雅彦、長谷川彰. “Ce化合物の電子構造とフェルミ面”. 新潟大学. 2010年4月17日閲覧。
  13. ^ 東北大学p.260-292 3.エネルギー、環境、情報分野の基盤をつくる材料 9.環境材料としての光触媒
  14. ^ a b 東北大学p.44-87 1.材料学の基礎 2.物質の構造
  15. ^ a b c d e f g h i j 大澤p.36-79 I.金属の化学2.やさしい金属学
  16. ^ 液体金属(コトバンク)
  17. ^ 液体金属実験が詳らかにする現象の「なぜ?」 北海道大学大学院工学院 No.411[平成29年7月号]、著:エネルギー環境システム部門 流れ制御研究室 准教授 田坂 裕司
  18. ^ 来川保紀. “硬さ試験法” (PDF). 愛知県産業技術研究所. 2010年4月17日閲覧。
  19. ^ 金属の硬さを知りたいのですが、どのような方法があるのか教えてくさだい。”. 愛知県産業技術研究所. 2010年4月17日閲覧。
  20. ^ ご質問11:形状記憶合金?”. 自然科学研究機構核融合科学研究所(NIFS). 2010年4月17日閲覧。
  21. ^ a b c 齋藤p.91-110 I.金属の種類と性質 5.金属の種類
  22. ^ J.D.Lee、浜口博・菅野等 訳「6.d-ブロック元素 銅族(貨幣金属)」『リー 無機化学』(第一版第二十二刷)東京化学同人、2005年(初版1982年)、389-398頁。ISBN 4-00-080113-9 
  23. ^ 放射化学Ⅱ” (PDF). 日本大学文理学部. 2010年4月17日閲覧。
  24. ^ 4.超ウラン・ネプツニウム化合物で初めて超伝導を発見_東北大、原研、阪大_”. 東京大学大学院工学系研究科 SUPERCOM. 2010年4月17日閲覧。
  25. ^ 軽金属材料”. 芝浦工業大学. 2010年4月17日閲覧。
  26. ^ 東北大学p.121-154 2. 社会基盤をつくる材料4.非鉄金属
  27. ^ 「【貴金属】【卑金属】」『日本語大事典』(第一刷)講談社、1989年、450,1631頁。ISBN 4-06-121057-2 
  28. ^ a b 齋藤p.165-180 II.金属各論 9.金・銀・白金
  29. ^ 佐藤勝昭. “金属の色の物理的起源” (PDF). 東京農工大学. 2011年11月24日閲覧。
  30. ^ 昆虫の色を利用する”. 東京農業大学. 2011年11月24日閲覧。
  31. ^ a b c d 齋藤p.181-198 III.その他の金属の種類と性質 10.レアメタル
  32. ^ 岡部徹. “環境調和型アクティブメタルプロセスの開発” (PDF). 東京大学生産技術研究所. 2010年4月17日閲覧。
  33. ^ レアメタル”. 山形大学データベースアメニティ研究所. 2010年4月17日閲覧。
  34. ^ 東北大学p.90-120 2.社会基盤を作る材料 3.鉄鋼材料
  35. ^ a b 大澤p.82-101 II.金属の材料 3.鉄鋼
  36. ^ 齋藤p.199-211 III.その他の金属の種類と性質 11.その他の金属
  37. ^ a b 大澤p.145-153 III.金属の加工技術 8.鋳造技術
  38. ^ a b 大澤p.154-160 III.金属の加工技術 9.展伸加工技術
  39. ^ a b c 齋藤p.73-90 I.金属の種類と性質 4.金属と生体
  40. ^ 平成20年度 秋季港区民大学 人間と宇宙のかかわり‐2009年世界天文年‐”. 慶應義塾大学. 2010年4月17日閲覧。
  41. ^ 二間瀬敏史『ここまでわかった宇宙の謎』(第十五刷)講談社、2002年(初版1999年)、91-100頁。 
  42. ^ a b c d e f 東北大学p.15-43 1.材料学の基礎 1.ようこそ材料学の世界へ
  43. ^ 齋藤p.131-150 II.金属各論 7.銅とアルミニウム
  44. ^ a b 製鉄技術史(1)”. 明治大学佐野研究室. 2010年4月17日閲覧。
  45. ^ 生命と金属の世界(‘05)”. 放送大学教養学部. 2010年4月17日閲覧。
  46. ^ 大島泰郎『宇宙生物学とET探査』(第一刷)朝日文庫、1994年、129-131頁。ISBN 4-02-260798-X 
  47. ^ 金属アレルギーってなに?”. 新潟大学歯学部. 2010年4月17日閲覧。
  48. ^ 口腔金属アレルギー外来”. 愛知学院大学歯学部. 2010年4月17日閲覧。

脚注2

  1. ^ Frank-Readによる転位増殖源説/大澤p.55
  2. ^ 井口洋夫『金属の話』(培風館)/東北大学p.172



金属(きんぞく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/16 08:22 UTC 版)

ルナティック・ムーン」の記事における「金属(きんぞく)」の解説

金属は大変貴重で通貨として用いられるルナルルが持つ金属の小刀などは大変珍しい。

※この「金属(きんぞく)」の解説は、「ルナティック・ムーン」の解説の一部です。
「金属(きんぞく)」を含む「ルナティック・ムーン」の記事については、「ルナティック・ムーン」の概要を参照ください。


金属(ステンレス鋼、ニッケル合金)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 15:39 UTC 版)

Oリング」の記事における「金属(ステンレス鋼ニッケル合金)」の解説

金属を用いたOリングもあり、線の中をくり抜いた中空形状使用されるゴム製では実現難しい、低温高温高圧高真空環境シールできる。ステンレス鋼ニッケル合金インコネル)が使用され必要に応じて銀メッキなどの表面処理なされる塑性変形のため再使用できない欠点がある。

※この「金属(ステンレス鋼、ニッケル合金)」の解説は、「Oリング」の解説の一部です。
「金属(ステンレス鋼、ニッケル合金)」を含む「Oリング」の記事については、「Oリング」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「金属」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

金属

出典:『Wiktionary』 (2021/06/12 12:28 UTC 版)

名詞

きんぞく

  1. 物質一種で、電子特定の構成原子属さずその物内部自由に動きまわる金属結合でできたもの。ニッケルなど。特徴として固体のとき研く光沢をもつ(金属光沢)、粘り強い電気伝導性が高い、などがある。

発音(?)

き↘んぞく

訳語


「金属」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



金属と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「金属」に関係したコラム

  • 株式上場企業の業種分類

    日本の株式上場企業は、東京証券取引所(東証)をはじめとする証券取引所の独自の基準により、業種別に分類されています。例えば、東京証券取引所(東証)の場合、業種分類は「業種別分類に関する取扱い要領」により...

  • 株式市場の01銘柄とは

    株式市場の01銘柄とは、4桁の証券コードのうち下2桁が01で終わる証券コードの銘柄のことです。01銘柄は、その業種の代表的な銘柄であることが多く、株価の値動きは市場関係者から注目されています。次の表は...

  • CFDの銅相場の見方

    銅は、熱や電気を伝導したり、腐食に耐えられるなどの特性から工業用の金属として用いられています。銅の主な用途は送電線や電気製品などが挙げられます。銅は、工業用金属としては鉄、アルミニウムに続く消費量です...

  • CFDのパラジウム相場の見方

    パラジウムは、プラチナと同じ白金族金属(PGM)で自動車の排気ガス浄化触媒など工業用として用いられています。パラジウムは、ロシアと南アフリカで8割以上の生産量を占めています。次の図は、パラジウムの生産...

  • ETFの銘柄一覧

    ETFの銘柄数は2012年9月の時点で約140あります。そして、いずれの銘柄にも価格の連動となる対象の商品があります。ここでは、ETFの銘柄をジャンルごとに紹介します。表の「コード」は株式コード、「市...

  • ETFの銘柄の取引単位は

    ETFの取引単位は銘柄により異なります。ETFの場合、取引単位は10株単位や100株単位であることが多いようです。また、価格が1万円前後の銘柄は1株単位、100円前後の銘柄は1,000株単位が多いよう...

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「金属」の関連用語

金属のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



金属のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日本電子株式会社日本電子株式会社
Copyright(C)1996-2024 JEOL Ltd., All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの金属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのルナティック・ムーン (改訂履歴)、Oリング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの金属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS