フィアット・X1/9
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X1/9(エックス・ワン・ナイン、伊︰icsunonove、イクスノ ノーヴェ)は、フィアットが生産したフィアット128ベースのスポーツ・スパイダー。1972年11月26日にイタリア・シチリア島のタルガ・フローリオコース上にて発表。1982年3月からベルトーネに販売権を移行し、1989年まで生産された。量産ミッドシップスポーツカーのパイオニア的存在である。
注釈
- ^ a b X1/9と同時に立ち上げられたX1/8プロジェクトは当初、X1/9より大きなエンジンを積むクローズドトップ2シーターとしてピニンファリーナ主導で進められた。X1/8のボディにフィアット・130用の3.0L V型6気筒エンジンを載せ、より競技向けに変更されたアバルト・030が1974年10月の第2回ジーロ・デ・イタリアに出走した(結果は総合2位)。しかし、1973年のオイルショックなどを受けてコスト削減の観点からベータシリーズのエンジンをベースとすることになり、改めてDOHC直列4気筒2.0Lエンジンを載せ、X1/20として再計画された。その後、X1/20は1975年にベータ・モンテカルロとしてデビューすることになる。
出典
- ^ 出典:Faza Car Graphic Abarth Guide Alfred S. Cosentino (著) 1984.6 二玄社 Abarth OT1300より
- ^ 出典:オートスポーツ1975.3 三栄書房 試乗インプレッションより
- ^ 出典:Ciao!NEWS[米] 2003.9 The X1/9 Abarth Prototipo、RuoteClassiche[伊]Genevieve Obert訳の引用より
- ^ 出典:Moter 1973.3 Filipinetti Fiatより
- ^ 出典:カースタイリング1990.No.77 三栄書房「マルチェロ・ガンディーニ」ジャンカルロ・ペリーニのインタビューより
- ^ a b 出典:AutoItalia[英]1998.4 Interview with Gian Paolo Dallaraより
- ^ 出典:カーグラフィック1973.2 二玄社 New Model フィアットX1/9より
- ^ 出典:野口祐子 From Italy―トム・チャーダーが語るデ・トマゾ秘話 2
- 1 フィアット・X1/9とは
- 2 フィアット・X1/9の概要
- 3 競技車両としての資質
- 4 その他
- 5 外部リンク
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