universal designとは? わかりやすく解説

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ユニバーサル‐デザイン【universal design】

読み方:ゆにばーさるでざいん

高齢であることや障害有無などにかかわらずすべての人が快適に利用できるように製品建造物生活空間などをデザインすること。アメリカロナルド=メイス提唱した。その7原則は、(1)だれにでも公平に利用できること。(2)使う上で自由度が高いこと。(3)使い方が簡単ですぐわかること。(4)必要な情報がすぐに理解できること。(5)うっかりミス危険につながらないデザインであること。(6)理な姿勢を取ることなく少ない力でも楽に使用できること。(7)近づいたり利用したりするための空間大きさ確保すること。UD


ユー‐ディー【UD】

読み方:ゆーでぃー

《universal design》⇒ユニバーサルデザイン


ユニバーサルデザイン(Universal Design)

「ユニバーサルデザイン」とは、「最初から、だれにでもやさしい商品や環境であるためのデザイン」のことで、ユニバーサルの意味である、「一般的に普遍的にすべての人にかかわる」デザインのことをいいます。「障壁」をなくすという考えから、最初から障壁のない商品や環境を作ることを、当たり前にようとする考え方です。
この考え方は、障害持った工業デザイナーであり、アメリカノースカロライナ州立大学教授でもあったロナルド・メイスン氏が、1980年代初めから提唱したもので、同大学のユニバーサルデザインセンターが示す7つ原則知られています。
多様な能力伴ったユーザーにとって、使い勝手良く入手しやすい、使用柔軟性があり、ユーザー好み能力に応じて幅広く対応できる
ユーザー経験知識言語技能などに関わらず操作が簡単であること。
商品など情報が、ユーザー知覚能力関わらず分かりやすく提供されること。
偶然や思いがけない行動含めて誤操作から生じ問題が、大きな問題とならないこと。
使う際には、効率的にやすやすと、そして最小限労力ですむこと。
ユーザー身体特性関わらず使いやすい大きさであること。

通産省では、1997年から「グッドデザイン賞」の中に「ユニバーサルデザイン賞」を新設していますが、「ユニバーサルデザイン」という考え方でないモノシステムでは、今後通用しないという意識が、国や企業広がりつつあります

ユニバーサルデザイン

英語 universal design

老人から子供まであらゆる人々利用可能デザイン高齢者社会背景自動車にもこの概念導入されつつあり、操作性少しずつ改善されている。1998年にロン・メイス教授提唱90年ノースカロライナ州立大学内にユニバーサルデザインセンターが設立された。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ユニバーサルデザイン 【Universal Design】

障害年齢性別言語等,人が持つそれぞれの違い超えてすべての人に対して、できる限り利用可能あるように、製品建築環境デザインすること。バリアフリー高齢者身体障害者対象としているのに対し、ユニバーサルデザインは初めから多様な人々対象として使いやすい設計をしているという違いがある。原則は以下の7つ
(1)誰でも公平に利用できること
 (Equitable Use
(2)使う上で自由度が高いこと
 (Flexibility In Use
(3)使い方が簡単ですぐに理解できること
 (Simple And Intuitive Use
(4)必要な情報がすぐに理解できること
 (Perceptible Information
(5)うっかりミス危険につながらないデザインであること
 (Tolerance For Error
(6)理な姿勢をとることなく少ない力で楽に使用できること
 (Low Physical Effort
(7)アクセスしやすいスペース大きさ確保すること
 (Size And Space For Approach And Use
これらの理念は、ワークプレイスだけでなく、すべての工業系製品共通している。

ユニバーサルデザイン


ユニバーサルデザイン universal design


ユニバーサルデザイン universal design

全体 ★★☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆

凡例

万人向け設計

道路空間における歩道自転車道等の構造基準ユニバーサルデザイン万人向け設計概念導入するための

意味説明

障害者高齢者なども含め,だれにでも使いやすい形に,設計すること

だれにでも使いやすい設計


ユニバーサルデザイン

(universal design から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 02:57 UTC 版)

ユニバーサルデザイン: universal designUD)とは、文化言語国籍年齢性別・能力などの個人の違いにかかわらず、出来るだけ多くの人々が利用できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの設計(デザイン)のことであり、またそれを実現するためのプロセス(過程)である。


注釈

  1. ^ : The Center for Universal Design, NC State University

出典

  1. ^ a b Ron Mace (1985). “Universal Design: Barrier Free Environments forEveryone”. Designers West 33(1): 147-152. 
  2. ^ The Center for Universal Design - Universal Design Principles”. projects.ncsu.edu. 2020年7月4日閲覧。
  3. ^ a b 行方市、全国初 UDフォント一体導入 行政・教育、文書活用に”. 茨城新聞 (2019年3月20日). 2019年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月15日閲覧。
  4. ^ あれ、つま先しか届かない! 地下鉄の新型車両、その座席に異論 「立ち上がりやすさ」と「座りやすさ」の両立を神戸新聞NEXT 2021年5月22日
  5. ^ 障がい者制度改革推進会議 ヒアリング項目に対する意見書 第20回(H22.9.27)
  6. ^ 長寿社会対応住宅設計指針”. www.mlit.go.jp. 建設省. 2020年7月4日閲覧。
  7. ^ 移動等円滑化の促進に関する基本方針”. 国土交通省. 2022年7月6日閲覧。
  8. ^ オリンピック・パラリンピックを見据えたバリアフリー化の推進に関する調査研究(空港から競技会場までのシームレスな移動の実現に向けた検討)”. 国土交通省. 2020年7月4日閲覧。
  9. ^ 公共交通機関等における障害者等への対応に係る職員教育の充実に関する調査研究」平成30年3月”. 国土交通省総合政策局安心生活政策課. 2020年7月4日閲覧。
  10. ^ 障害者の権利に関する条約の理念を踏まえた特別支援教育の在り方に関する意見書https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1298937.htm
  11. ^ a b c Kazuo KAWASAKI”. www.kazuokawasaki.jp. 2018年8月27日閲覧。




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