uniform
「uniform」とは、同型の・同系の・一定の・制服・特徴・外観などを意味する英語表現である。
「uniform」とは・「uniform」の意味
「uniform」とは、「同型の」「同系の」「一定の」などの意味を持つ英語の形容詞である。また、学校や職業において定められる「制服」やスポーツ等において着用する「ユニフォーム」という意味の名詞としても用いられる。さらに、「制服を着せる」もしくは「均一にする」という意味を持つ、動詞としての用法も存在する。名詞としての「uniform」は基本的に不可算名詞の扱いだが、具体的な制服やユニフォームを指す場合は可算名詞となる。なお、派生語として、「均一」という意味の名詞である「uniformity」、「一意化」という意味の名詞である「uniformization」、「均一に」「満遍なく」という意味の副詞である「uniformly」などが存在する。「uniform」の複数形
「uniform」を名詞として使用する場合は先述したとおり、具体的な対象を指す場合に可算名詞となる。その際に対象が複数存在する場合は複数形として表現する必要がある。複数形は「uniforms」と表記し、発音は「ユニフォームズ」となる。「uniform」の発音・読み方
「uniform」の正しい発音は「ユニフォーム」である。「ユニホーム」という発音は誤りとなる。「h」ではなく「f」が使われており、上顎で下唇を軽く噛む「フォ」という発音を行うのがその理由となる。アクセントは「ユ↑ニフォ↓ーム」となり、最初の「ユ」を強く読んだ後「フォ」を強く読んで一気に読み下す。アクセントの強さは「ユ」が強くなる。名詞としての用法や形容詞としての用法で、不定冠詞をつけて読む際には「an uniform」ではなく「a uniform」となる。「an」という不定冠詞は名詞の最初の発音が母音である場合につくが、「uniform」の最初の発音は「ユ」であり、子音が最初に来ている。よって「an」は使えず、「a」となる。筆記した際の最初の文字が母音としても使われる「u」であるがために、「an」を不定冠詞として使うミスが発生しやすい点に注意したい。
「uniform」の語源・由来
「uniform」の語源は、「形」や「手法」、「書式」などを意味する「form」に、「1つの」を意味する接頭辞の「uni-」が付与されたものである。「1つの」「形」、即ち「一定の」何かであり、何かを「1つの形にする」、即ち「均一にする」という意味合いとなる。また、「一定の」「均一な」衣服、即ち規則等で統一された衣服として「制服」「ユニフォーム」という意味で用いられるようになった。「uniform」を含む英熟語・英語表現
「school uniform」とは
「school uniform」とは、学校制服を意味する熟語である。日本における詰め襟やセーラー服、ブレザーなどが該当する。学校制服の発祥は16世紀のイングランドと言われている。クライスツ・ホスピタルという学校が青いロングコートと膝丈のズボン、イエローのハイソックスを制服として定めたのが始まりで、制服を定めた目的には「他の慈善学校との区別」「生徒に謙虚であることを教育するため」など諸説が存在する。
英国やラテンアメリカの諸国、日本を始めとする東アジア諸国では制服について厳格な規定を定めている学校が多いが、アメリカ合衆国やヨーロッパ諸国などではドレスコードを定めているものの私服を許可している学校も少なくない。主に初等学校や中等学校などで制服が採用されることが多いが、日本では主に中学・高校で制服の着用を義務付けているところがほとんどである。多くの国が学校ごとに特色を出した制服を採用しているが、一部の国では全ての学校に対して共通の標準制服制度を定めている。
「uniform」の使い方・例文
名詞として「uniform」を用いる場合は、「My workplace requires uniforms.」(私の職場は制服の着用を義務付けられている)のように、「制服」が特定可能な場合に可算名詞として扱う。「Many Japanese students wear uniform.」(多くの日本の学生が制服を着ている)という文のように、制服という概念そのものについて表現する場合は不可算名詞扱いとなるため注意が必要である。形容詞の「uniform」は、「Uniform cars are lined up.」(均一な車が並んでいる)といった形で、名詞を修飾する形で用いる。また、その際に単数の場合は不定冠詞「a」をつけることを忘れないようにしたい。「Your notebooks should be uniform with this.」(あなたのノートはこれと同じタイプに統一されているべきである)のように、名詞を説明する補語として用いられることもある。
ユニフォーム【uniform】
ユニホーム【uniform】
制服
(uniform から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 08:24 UTC 版)
制服(せいふく)とは、会社、学校あるいは軍隊・警察など、ある一定の集団や組織の所属者が着用することを目的に規定された服のことである。同じ集団内でも、男性と女性、軍隊などの階級によって制服のデザインが異なる場合も多い。また、普段の着用義務がない服は、標準服(ひょうじゅんふく)や奨励服(しょうれいふく)と呼ばれることもある。なお、制服は英語ではuniform(ユニフォーム)であるが、日本語でユニフォームと言う場合、スポーツのチームメンバーの統一された服装を指すことがある。
注釈
出典
- ^ 2019年10月1日、中日新聞朝刊16面
- ^ 総務省消防庁 (2005年). “消防庁職員活動服と職名章のご紹介” (PDF). 総務省. 2018年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月20日閲覧。
- ^ 例:「三重県消防関係職員の服制及び被服貸与規則(昭和四十三年二月二十七日三重県規則第八号・最終改正平成一九年三月九日)」。他の地方公共団体にも同様の規則が存在すると思われる。
- ^ 明治十七年十月二十五日宮内省達乙八号「有爵者大礼服制」参照
- ^ 昭和二十七年三月二十二日法務府訓令第一号「刑務官服制」の別表および形状図参照
- ^ 神社本庁『装束と衣装』1952年8月1日発行全89頁中2頁
- ^ ロバート・H・フランク 『日常の疑問を経済学で考える』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2013年、171頁。
- ^ “JR・私鉄の制服、外部流出防止 JR東日本商事が個別管理システム”. 日刊工業新聞[商社・流通・サービス] (2017年10月19日). 2018年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月20日閲覧。
- ^ コミックマーケット準備会 (n.d.). “コスプレの注意事項”. コミックマーケット公式サイト. 2018年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月20日閲覧。
- ^ “職場は制服着用なのですが、「着替え時間」が勤務時間に含まれていません…給料を請求できますか?”. ファイナンシャルフィールド (2023年7月30日). 2023年10月18日閲覧。
- ^ 平成12年3月9日 最高裁判所第1小法廷判決 三菱重工業長崎造船所事件
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