surfactantとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > surfactantの意味・解説 

surfactant

別表記:サーファクタント

「surfactant」の意味・「surfactant」とは

「surfactant」は、界面活性剤という意味を持つ英語の単語である。界面活性剤とは、液体表面張力減少させる物質のことを指す。洗剤シャンプー化粧品など日常生活頻繁に使用される製品含まれている。また、医療分野でも利用されており、人間の肺に存在する肺サーファクタントは、肺胞表面張力下げて呼吸助け役割を果たす

「surfactant」の発音・読み方

「surfactant」の発音は、IPA表記では/sɜːrˈfæk.tənt/である。IPAカタカナ読みでは「サーファクタント」、日本人発音するカタカナ英語では「サーファクタント」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「surfactant」の定義を英語で解説

「surfactant」は、"a substance that reduces the surface tension of a liquid, allowing it to spread more easily"と定義される。つまり、液体表面張力減少させ、より容易に広がることを可能にする物質を指す。

「surfactant」の類語

「surfactant」の類語としては、「detergent」や「emulsifier」がある。「detergent」は洗剤意味し一般的には界面活性剤を含む。「emulsifier」は乳化剤意味し、油となど互いに混ざり合わない物質混合させる役割を持つ界面活性剤一種である。

「surfactant」に関連する用語・表現

「surfactant」に関連する用語としては、「surface tension」や「lipid」がある。「surface tension」は表面張力意味し、「surfactant」が作用する対象である。「lipid」は脂質意味し自然界サーファクタントである肺サーファクタントは主に脂質から構成されている。

「surfactant」の例文

1. Surfactants are used in a variety of products, including detergents and cosmetics.(界面活性剤洗剤化粧品などさまざまな製品使用されている。)
2. The surfactant in the shampoo helps to remove oil and dirt from your hair.(シャンプー界面活性剤は、髪の油分汚れ取り除くのに役立つ。)
3. Surfactants can reduce the surface tension of water.(界面活性剤水の表面張力減少させることができる。)
4. The lung surfactant is crucial for the respiratory function.(肺サーファクタント呼吸機能にとって重要である。)
5. This detergent contains a biodegradable surfactant.(この洗剤には生分解性界面活性剤含まれている。)
6. Some surfactants can cause skin irritation.(一部界面活性剤皮膚刺激引き起こすことがある。)
7. The emulsifier is a type of surfactant that allows oil and water to mix.(乳化剤は油と混ぜることを可能にする界面活性剤一種である。)
8. Surfactants are often used in the food industry.(界面活性剤はしばし食品工業使用される。)
9. The surfactant molecules align at the water-air interface.(界面活性剤分子空気界面整列する。)
10. The production of surfactants requires careful control of the chemical process.(界面活性剤製造化学プロセス慎重な制御を必要とする。)

界面活性剤

【英】surface active agent , surfactant

分子内に親水基親油基をもち,界面吸着して界面張力著しく低下させる働きをもつ物質水溶液中での解離イオン性質により,陽イオンカチオン),陰イオンアニオン系),非イオン両性界面活性剤分類される潤滑油添加剤として用い場合は,清浄性さび止め性,油性水分離性,乳化性,分散性,あわ立ち性などに関与する
その他、潤滑剤やメンテナンス用品、作業環境保護など工場・現場が必要としている商品や供給会社に関する情報については、「ジュンツウネット21」で見ることができます。 ⇒ 「ジュンツウネット21」

サーファクタント

英訳・(英)同義/類義語:surfactant

一般的には固体表面物理的、化学的性質変える物質総称生物では、鼻粘膜気道肺胞など、気体接す細胞表面を覆う物質総称で、ホスファチヂルコリンや粘液など。

界面活性剤


界面活性剤

【英】: Surfactant, Detergent
液体気体固体などのうち、2つ物質境界である界面働いて境界面の性質変化させる物質例えば、と油のように異なった性質同士混じりやすくするもので、洗剤主成分であることが知られている。また、生体内存在し細胞膜などを構成しているレシチンや、植物界広く分布するサポニンなども界面活性剤の仲間である。

界面活性剤の分子構造は、その分子の中に親水性くっつきやすい)の部分親油性(油とくっつきやすい)の部分をもち、洗剤では、親水性部分くっつき親油性の部分汚れくっついて水の流れにのって、汚れを落とす。また、に溶かしたときに電離しイオンとなるイオン性界面活性剤と、イオンならない非イオン性界面活性剤大きく分類される

主な性質として、表面界面張力低下作用浸透湿潤作用乳化作用分散作用、再汚染再付着防止効果起泡作用などがある。バイオテクノロジー研究では、生体由来の界面活性剤(バイオサーファクタント)の研究進んでおり、環境汚染対策医療農業など様々な分野用いられている。

細胞

バイオテクノロジー


界面活性剤

(surfactant から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 19:04 UTC 版)

界面活性剤(かいめんかっせいざい、英語: surface active agent, surfactant)とは、分子内にになじみやすい部分(親水基)と、になじみやすい部分(親油基疎水基)を持つ物質の総称。両親媒性分子と呼ばれることも多い。ミセルやベシクル、ラメラ構造を形成することで、極性物質と非極性物質を均一に混合させる働きをする。また、表面張力を弱める作用を持つ。


  1. ^ 産業技術総合研究所「バイオサーファクタントの構造」。PDF
  2. ^ a b 殺菌と界面活性剤の話 花王株式会社 化学品研究所 C&S 商品開発センター 岡野 哲也 2016年7月23日閲覧
  3. ^ 界面活性剤の働き(作用・機能) 日本界面活性剤工業会 2016年7月23日閲覧
  4. ^ 経済産業省「家庭用品品質表示法」平成13年4月24日経済産業省告示第328号。[1]


「界面活性剤」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「surfactant」の関連用語

surfactantのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



surfactantのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
潤滑通信社潤滑通信社
copyright © 潤滑通信社 All Rights Reserved
JabionJabion
Copyright (C) 2024 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
バイテクコミュニケーションハウスバイテクコミュニケーションハウス
copyright© communication house of biotechnology
農林水産省
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの界面活性剤 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS