血液用語辞典 |
敗血症 ( septisemia(sepsis) )
PDQ®がん用語辞書 |
馬の用語事典 |
敗血症
【英】:sepsis
病原菌やその毒素が体内を循環する血液中に増加して起こる全身的な病態を指す。どんな馬でも発症する可能性はあるが、新生子馬は成馬に比べ免疫機構が十分発達していないため、この病気の発症の可能性が高い。新生子馬の敗血症の死亡率は75%ともいわれ、グラム陰性菌が病原菌の主体である。新生子馬では臍帯、消化管、呼吸器への感染が敗血症のもととなる。成馬の敗血症は新生子に比べて少なく、サルモネラ菌による敗血症が多い。下痢、発熱、腹痛、元気消失が臨床症状としてあげられる。また成馬では腸捻転にひきつづき腸管内の菌体内毒素が血中に吸収されて敗血症や毒血症を起こすことがある。
微生物の用語解説 |
敗血症 [Septic(a)emia,Sepsis]
近年は多剤耐性のグラム陰性菌が多く出現して、敗血症性感染症が増加する傾向にある。敗血症では細菌の内毒素の作用によって血行に異常をおこし、ショック状態になることもある。また、血管内凝固や出血、血尿などがみられ、臓器には種々の重度な症状がでて死亡することもある。
ウィキペディア |
敗血症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/12/22 19:25 UTC 版)
(sepsis から転送)
| ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。 |
敗血症(はいけつしょう、Sepsis)は、細菌によって引き起こされたSIRS(systemic inflammatory response syndrome、全身性炎症反応症候群)である。細菌感染症の全身に波及したもので非常に重篤な状態であり、無治療ではショック、DIC、多臓器不全などから早晩死に至る。もともとの体力低下を背景としていることが多く、治療成績も決して良好ではない。
傷口などから細菌が血液中に侵入しただけの状態は菌血症と呼ばれ区別される。 逆に敗血症であっても定義上、血液中から菌が検出される必要はなく、あくまでSIRSつまり高サイトカイン血症の状態にある。
目次 |
症候
悪寒、全身の炎症を反映して著しい発熱、倦怠感、認識力の低下、血圧低下が出現する。進行すれば錯乱などの意識障害を来たす。DICを合併すると血栓が生じるために多臓器が障害(多臓器不全)され、また血小板が消費されて出血傾向となる。起炎菌が大腸菌などのグラム陰性菌であると、菌の産生した内毒素(エンドトキシン)によってエンドトキシンショックが引き起こされる。また代謝性アシドーシスと呼吸性アルカローシスの混合性酸塩基平衡異常をきたす。敗血症性ショック症状を起こすと患者の25%は死亡する。[1]
原因
肺炎や腹膜炎をはじめとした重症細菌感染症の進行した場合にみられる。また、悪性腫瘍の化学療法によって免疫力が低下した場合に合併することがある。この場合は、主な感染源はセラチア菌などの腸内細菌であるといわれる。[2]
治療
急激に腎不全・呼吸不全・心不全などを合併する恐れがあり、ICU等において全身状態の集中的な管理が必要。
抗生剤
感染に対して有効な抗生物質を投与する。旧来よりΒラクタム系抗生物質とアミノグリコシド系抗生物質の併剤療法が主流。
ショック
SIRS
抗サイトカイン療法として、CHDFやプラズマフェレーシスによって内毒素の除去を行う。
DIC
DICに順ずる治療を行う。
- 蛋白分解酵素阻害剤(フサン)
- 低分子ヘパリン(フラグミン)
関連項目
脚注
関連した本
- INTENSIVIST VOL.1NO.2 2009(特集:Sepsis) メディカルサイエンスインターナショナル

