rectum
「rectum」の意味・「rectum」とは
「rectum」は、人間や多くの動物の消化器系の一部である直腸を指す医学用語である。消化過程の最終段階であり、食物の残渣が体外に排出される前に一時的に蓄えられる場所である。この部位は、体内の不要な物質を排出するための重要な役割を果たしている。「rectum」の発音・読み方
「rectum」の発音は、IPA表記では /ˈrɛktəm/ となる。IPAのカタカナ読みでは「レクタム」となり、日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方も「レクタム」となる。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「rectum」の定義を英語で解説
The 'rectum' is the final straight portion of the large intestine in humans and some other mammals, and the gut in others. The adult human rectum is about 12 centimetres long, and it begins at the rectosigmoid junction, the end of the sigmoid colon, and ends at the anal canal. It is a part of the body's system for the disposal of solid waste.「rectum」の類語
「rectum」の類語としては、「large intestine」や「colon」が存在する。これらはいずれも消化器系の一部を指す医学用語である。ただし、「large intestine」は大腸全体を、「colon」は大腸の一部を指すため、「rectum」よりも範囲が広い。「rectum」に関連する用語・表現
「rectum」に関連する用語としては、「anus」、「sigmoid colon」、「feces」などがある。「anus」は直腸の最下部で、体外に向かって開口している部分を指す。「sigmoid colon」は大腸のS字状の部分で、直腸に接続している。「feces」は直腸を通じて体外に排出される固形の廃棄物を指す。「rectum」の例文
以下に、「rectum」を用いた例文を10個提示する。 1. The rectum is the final section of the large intestine.(直腸は大腸の最終部分である。) 2. The rectum stores feces until they can be eliminated.(直腸は排泄が可能になるまで糞便を蓄える。) 3. The sigmoid colon connects the descending colon to the rectum.(S字状結腸は下行結腸と直腸を繋げている。) 4. The rectum plays a crucial role in the digestive system.(直腸は消化器系において重要な役割を果たしている。) 5. The rectum and the anus form the end of the digestive tract.(直腸と肛門は消化管の終端を形成している。) 6. The rectum is about 12 centimeters long in adults.(成人の直腸の長さは約12センチメートルである。) 7. The rectum's function is to expel waste from the body.(直腸の機能は体から廃棄物を排出することである。) 8. The rectum is located between the sigmoid colon and the anus.(直腸はS字状結腸と肛門の間に位置している。) 9. The rectum receives the processed material from the sigmoid colon.(直腸はS字状結腸から処理された物質を受け取る。) 10. The rectum is a part of the gastrointestinal tract.(直腸は胃腸管の一部である。)直腸
直腸 | |
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英語 | Rectum |
器官 | 消化器 |
動脈 | 上直腸動脈 中直腸動脈 下直腸動脈 |
静脈 | 上直腸静脈 中直腸静脈 下直腸静脈 |
神経 | 腹腔神経節 迷走神経[1] |
直腸(ちょくちょう、rectum)は、肛門直前の腸の部分である。ヒトでは大腸のうち仙骨上端から肛門管直上までの部分である。
動物一般
消化管はほとんどの動物では入り口から出口への一方通行であり、口から取り入れられた食物は途中で消化吸収されて肛門から排出される。その、排出される寸前の部分が直腸である。体外への排出のための筋肉が発達している。逆に消化吸収の機能は乏しい。
ヒトの直腸
S状結腸が仙骨前面に達すると直腸になり、その前面を "仙骨の湾曲に沿って" 下降する。骨盤の下壁に届くと急に後方へとほぼ直角に屈曲して外界に開く(外界開口部は肛門)。直腸の長さは個人差はあるが、凡そ20cm前後である。
解剖所見(肛門含む)
直腸は他の大腸と同じく「粘膜」「筋層」「漿膜」の3層より構成される(下部直腸は腹腔外にあるため漿膜は存在しない)。大腸では消化作用は殆ど無く、水の吸収が主である。上皮は単層円柱上皮で覆われている。また、肛門の表面は機械的な刺激に強い重層扁平上皮で覆われている。肛門の真上では内輪筋が特に発達しており、内肛門括約筋を構成する。平滑筋で出来たこの括約筋のほかに、横紋筋で出来た外肛門括約筋がある。前者は反射的に、後者は意思に従って肛門を開閉する。直腸と肛門は解剖学的には上皮で区別されるが、外科学的には肛門括約筋より上部が直腸、下部が肛門管と解剖学的な区別より上位となっている。直腸は上部からRs(直腸S状部)、Ra、Rbの3つに分けられる。Rsは腸間膜を有するため、厳密にはS状結腸の一部であるが、日本では一般的に直腸の一部として扱い、Rsに発生したがんを直腸がんと呼称する。これに対し,欧米ではRsに発生したがんはS状結腸がんと呼称する。RsとRaは第2仙椎下縁で、RaとRbは腹膜翻転部で区別される。(反転部、が一般的であるが正確には「翻転部」である。)これはアルファベット順のa,b,ではなく、腹膜飜転部より上か下か、すなわちaboveとbelowの頭文字である。特にRaとRbの区分は重要であり、どちらに病巣があるかで、手術様式が変わってくる。注腸造影や内視鏡検査の際には、第2ヒューストン弁が腹膜翻転部の部位とほぼ一致するため、病変の位置を知る大きな目安となる。
脚注
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