pc-100とは? わかりやすく解説

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PC-100

PC-100
CPU 8086-2(i8086コンパチブル
メモリ 256Kbyte
FD 5インチ×2(720Kbyte/両面:model20・model30)
HD
その他 720×512ドットカラーディスプレイ横置時)、カラー512色中16色指定JIS第1水準漢字マウス標準装備専用カラーモノクロディスプレイ(PC-KD651/PC-MD651:オプションサポート日本語MS-DOS標準添付各種アプリケーション日本語ワープロ表計算簡易言語ユーティリティ等)標準添付、N100-BASIC搭載
価格 398,000円(model10/FDD1台)/
448,000円(model20/FDD2台)/
558,000円(model30/FDD2台+カラーボード
時代背景
日本ビクターが、VHSビデオムービー発売発表冒険家植村直己世界初マッキンリー冬季単独登頂成功後消息を断つ。 宮崎駿の「風の谷のナウシカ」が大ヒット
■製品背景
当時98と並ぶ先進16ビット機が、このPC-100。あまり知られていないが、PC-100の型番はPC-10010/PC-10020というように、1万単位構成されている。伝説では、PC-9800シリーズ超えるマシンということで、1万単位採用したと言われているが、もはや定かではない確かにCPUこそ当時の98と同等だが、表示機能メモリFDD容量マウスOSアプリケーション標準添付など、同時期のPC-9801Fなどに比べるパフォーマンスきわめて高い。当時はどこにも類例見ない驚異的な16ビットパソコンだった。
■コメント
歴代NECパソコン中でも、その“伝説化”では1~2位を争う機種入力装置として、当時はまだ一般的ではなかったマウスを、いち早く標準装備ディスプレイを縦置きでも横置きでも利用でき、A4縦の文書作成などにはとても見やすく便利だった。従来16ビットPC-9800シリーズ差別化するため、キャッチフレーズには「デザインオートメーションを実現」とあるように、デザイン分野設計分野をメインターゲットにしていた。PC-100+デザインソフトDynapixから、コンピュータデザインの世界へ入ったグラフィックデザイナーも多い。しかしその後PC-9800シリーズ急激な進化1985年には、設計デザイン分野向けのPC-98XA登場)で、PC-100シリーズは98に呑み込まれてしまうことになる。

PC-100

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 00:13 UTC 版)

PC-100(ピーシーひゃく)は、日本電気(NEC)が1983年10月13日に日本国内向けに発売したパーソナルコンピュータ、およびその商品名である。


注釈

  1. ^ 後に日本電気ホームエレクトロニクスへ移管。
  2. ^ PC-8800シリーズの製造も担当していた。1982年10月に京都セラミツク(京セラ)と合併。
  3. ^ PC-9800シリーズ版については別途発売された

出典

  1. ^ “巨人の参入(3) 日本版アルト計画(パソコン革命の旗手たち)”. 日本経済新聞夕刊5面. (1999年7月14日) 
  2. ^ “歴史の陰の先人(2) マイクロハード(パソコン革命の旗手たち)”. 日本経済新聞夕刊3面. (1999年8月17日) 
  3. ^ a b 「特集 : 追う98、追われる98」『日経パソコン』、日経BP、1993年3月15日、130–145頁、ISSN 0287-9506 
  4. ^ MacRaisan 1997, p. 20.
  5. ^ 往年の名作ゲーム【その1】(2005.6.27)”. システムソフト・アルファー(宮迫プロデューサーの時事コラム). 2015年6月21日閲覧。
  6. ^ 田中, 繁廣 著「ドキュメント・NECのPC戦略―市場制覇への道を切り拓いた戦士達 その決断と挑戦の歴史」、コンピュータ・ニュース社 編『100万人の謎を解く ザ・PCの系譜』コンピュータ・ニュース社、1988年、76–89頁。ISBN 4-8061-0316-0 
  7. ^ 塩田, 紳二「History : 消えたPC-9801のライバルたち」『ASCII』第22巻第7号、アスキー、1998年、400-401頁、ISSN 0386-5428 
  8. ^ 重要科学技術史資料一覧
  9. ^ ASCII 1983年12月号, p. 164.



PC100

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2006/10/11 11:15 UTC 版)

PC100




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