participate

実用日本語表現辞典

participate

別表記：パーティスィペイト

「participate」とは、参加する・加わるということを意味する英語表現である。

「participate」とは・「participate」の意味

「participate」は参加する、加わるということを意味する動詞である。「He wants to participate in Olympic.（彼はオリンピックに参加したがっています。）」「Anyone is welcome to participate in financing.（融資への参加は誰でも大歓迎です。）」また、共有する、分かち合うという意味もある。「I want to participate the joy of victory with you.（私はあなたとともに勝利の喜びを分かち合いたいのです。）」

「participate」の名詞形は「participation」である。参加、加入、関与といった意味になる。「We look forward to your participation.（あなたの参加をお待ちしています。）」「This program is an audience participation type.（この番組は視聴者参加型となっています。）」

「participate」の発音・読み方

「participate」の発音記号はアメリカ英語で「pɑɚtísəpèɪt」、イギリス英語で「pɑːtísəpèɪt」である。カタカナ読みだとどちらも「パーティスィペイト」となる。

「participate」の活用変化一覧

「participate」の活用変化一覧は以下の通りである。

・現在形「participate（主語がhe/she/itの場合はparticipates）」
・現在進行形「participating」
・現在完了形「have participated（主語がhe/she/itの場合はhas participated）」
・過去形「participated」
・過去完了形「had participated」
・未来形「will participate」

「participate」の語源・由来

「participate」の語源はラテン語で参加することを意味する「participo」である。「pars」は全体の一部、「capio」は仲間に加わることを意味する。予測することを意味する「anticipate」と同じ語源である。

「participate」の覚え方

「participate」の覚え方としては、「part」が「party」などと同じ集まることを意味する言葉であることから連想するとよい。

「participate」と「join」の違い

「participate」と「join」の違いは、どのような状態を指しているかによる。「participate」が参加しているという一連の動作を表すのに対し、「join」は参加するその瞬間を意味する言葉である。たとえば「It took me a long time to participate the competition.（協議に参加するために長い時間がかかりました。）」は競技の時間そのものが長かったことを表している。一方「It took me a long time to join the competition.（協議に参加するために長い時間がかかりました。）は、協議に参加する前の手続きなどで時間がかかったということを意味している。

「participate」を含む英熟語・英語表現

「participate」を含む英熟語・英語表現には以下のようなものがある。

「be participated」とは

「be participated」は「participate」の誤った使用法である。一般的にbe動詞の後に過去形がくる場合は受動態を意味するが、「participate」を参加されるという受動態で使用することはない。その場合には巻き込まれることを意味する「be involved」を用いるのが正しい。

「participate in」とは

「participate in」は何かに参加することを意味する言葉である。「I am participating in this work as a volunteer.（私はボランティアとしてこの仕事に参加しています。）」

「participate actively」とは

「participate actively」は何かに積極的に関わっていることを意味する。「I am participating actively in this project.（私はこのプロジェクトに積極的に関与しています）」

「participate of」とは

「participate of」はいくぶんか性質を帯びていることを意味する言葉である。「He is participating of nervous breakdown.（彼は少し神経衰弱気味です。）」

「participate」の使い方・例文

「participate」を用いた名言としてよく知られているのは、「国家」や「ソクラテスの弁明」などの著作で知られる古代ギリシャの哲学者プラトンによる次の言葉である。「One of the penalties of refusing to participate in politics is that you end up being governed by your inferiors.（政治への参加を拒否することによるペナルティのひとつは、自分よりも劣ったものに支配されるということです。）

また、第42代アメリカ大統領のファーストレディを務めたほか、第67代アメリカ合衆国の国務長官も務めたアメリカの女性政治家ヒラリー・クリントンによる次の言葉も有名である。「There cannot be true democracy unless women's voices are heard. There cannot be true democracy unless women are given the opportunity to take responsibility for their own lives. There cannot be a true democracy unless all citizens are able to participate fully in the lives of their country.（女性の声を聞かなければ、真の民主主義はありえません。女性がチャンスを与えられ、自分の人生に責任を持てなければ、真の民主主義はありえません。すべての市民が自国の生活の中で完全に政治へと参加できなければ、真の民主主義はありえません。）」2705

（2023年1月18日更新）