オゾン層破壊物質
大気中に放出されて成層圏に達し、オゾン層を破壊する物質をいう。破壊物質として代表的なフロンCFC(クロロフルオロカーボン)は冷媒、洗浄剤、発泡剤などに広く利用されてきたが、大気中に放出されると分解されずに成層圏に達しそこで強い紫外線を浴びて塩素を放出してオゾン層を破壊する。CFCのほかにハロン、1,1,1-トリクロロエタン、四塩化炭素、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン:代替フロンの一種)、臭化メチルなどがある。これらはいわゆるモントリオール議定書において、その生産量および消費量の段階的削減と全廃のスケジュールが規定されている。日本ではモントリオール議定書に基づき「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」を制定し、議定書にある物質を政令で「特定物質」と定めて、日本が遵守すべき生産量および消費量の基準限度などを規定している。
参照 オゾン、オゾン層破壊、オゾンホール、フロン、モントリオール議定書「ozone layer depleting substance」の例文・使い方・用例・文例
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