天然ガス
地下からガスとして産出する燃料資源で、沸点は-162℃、常温では気体である。硫黄分がないために燃焼排気に硫黄酸化物が含まれない。燃焼時熱量当たりの二酸化炭素の発生が、石油より20%程度少ないなど、優れた特性をもつ。また、発電用としてはガスタービンを利用できるため、発電熱効率は化石燃料中でもっとも高められる。最新のコンバインド・サイクルを採用した天然ガスプラントでは、発電熱効率は50%前後に達している。一方、自動車用燃料としては可搬性などに問題があることから、これまであまり利用されていなかったが、バスやトラックなど大型車から天然ガス車が実用化されつつある。
参照 天然ガス自動車天然ガス
【英】: natural gas
天然ガス
(natural gas から転送)
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天然ガス(てんねんガス)とは、メタンを主成分とし、エタンやプロパンなどを含む化石燃料の一種[1]。
注釈
出典
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「natural gas」の例文・使い方・用例・文例
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