marmotとは? わかりやすく解説

マーモット【marmot】


モルモット【(オランダ)marmot】

読み方:もるもっと

齧歯(げっし)目テンジクネズミ科哺乳類南アメリカ産の野生種から家畜化されたもの。体長25センチ、尾はない。四肢短く、耳は小さくて丸い。毛色白・茶・黒など。動物実験愛玩用初め食用とされた。16世紀オランダ人リス科マーモット混同し誤って伝えたことによる名。ギニアピッグ

動物実験用の1の意から》実験材料実験台


Marmot


マーモット

(marmot から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 09:26 UTC 版)

マーモットは、齧歯目リス科マーモット属 (Marmota) に分類される動物の総称。


  1. ^ a b c d e f g h i Thorington, R. W., Jr., and R. S. Hoffman, "Marmota". Mammal Species of the World, (3rd ed.), Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, pp. 799-802.
  2. ^ 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 「げっ歯目・ウサギ目・ハネジネズミ目全種名リスト」『動物大百科5 小型草食獣』、平凡社、1986年、155頁。
  3. ^ Brandler, OV (2003). “On species status of the forest-steppe marmot Marmota kastschenkoi (Rodentia, Marmotinae)”. Zoologičeskij žurnal 82 (12): 1498-1505. 
  4. ^ 小学館ロベール仏和大辞典 (1988) marmotte の項より。
  5. ^ ヘロドトス『歴史 上』松平千秋訳、岩波文庫 1971年。Peissel, Michel. "The Ants' Gold: The Discovery of the Greek El Dorado in the Himalayas". Collins, 1984. ISBN 978-0-00-272514-9.1971年の邦訳の注でも「マーモットのことと思われる」としているが、ヒマラヤマーモットという種は特定していない。以下の外部リンクも参照。 幻想動物の事典「インド/ピピーラカ」
  6. ^ 『プリニウスの博物誌 I』中野定雄、中野里美、中野美代訳、雄山閣、1986年、371ページ(第8巻第55節)。
  7. ^ なお、同箇所に、エジプトにも似たネズミがいて「同じように尻をついていたり、二本脚で歩き前脚を手として使う」という記述があるが、マーモット類はエジプトには分布しておらず、何を指しているかは明らかではない。アリストテレス『動物誌』にもエジプトのネズミについて同様の記述があるが、そちらの注釈ではトビネズミではないかと推測している(岩波文庫、島崎三郎訳 1998年)
  8. ^ マルコ・ポーロ『完訳 東方見聞録1』愛宕松男訳注、平凡社、2000年、215ページ(第二章74節)。(吉田順一「モンゴル族の遊牧と狩獵 : 十一世紀-十三世紀の時代」『東洋史研究』第40巻第3号、東洋史研究會、1981年12月、512-547頁、CRID 1390290699810852224doi:10.14989/153834hdl:2433/153834ISSN 0386-9059 )『東方見聞録』ではもう一度北方の「カンチ王」の国の記述において「ファラオ鼠も多く、大きなのは豚ほどもあって、住民はこれを夏季の間の食料とする」という記述がある(マルコ・ポーロ『完訳 東方見聞録2』愛宕松男訳注、平凡社、2000年、399ページ、第七章232節)。モンゴル北方にはタルバガンも含め複数のマーモット種が分布しており、それらのマーモットに対する言及と思われる
  9. ^ インターネット上で「マルコ・ポーロは『Maharaja's Mantit』の中でマーモットについて言及している。」という記述が見られることがあるが、マルコ・ポーロにそうしたタイトルの著作はなく、東方見聞録中の言及についての記事が誤って広まったものと思われる。
  10. ^ 「マーモット(旅芸人)」の歌詞と解説
  11. ^ How to say 'guinea pig' in different languages
  12. ^ 早稲田大学Web展覧会 描かれた生き物たち 前編
  13. ^ ランケスター他 著『実用動物』(松栄堂, 1897年)、山川均 述『動物界の道徳』(平民科学 ; 第4編) (有楽社, 1908年)、松平道夫 著『珍しい動物の生活』(少年科学叢書 ; 4) (大鐙閣, 1923年) など。いずれも国会図書館の国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧することができる。
  14. ^ ペスト:地域別罹患率・死亡率の検討-2004年~2009年 CDC Travelers' Health, Outbreak Notice(2010年2月18日)2017年3月4日
  15. ^ Mangiano carne cruda di marmotta, coniugi muoiono di peste bubbonica Corriere della Sera(2019年5月12日)2019年5月12日


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