loom
「loom」とは、織機・織る・不気味に迫る・そびえ立つことを意味する英語表現である。
「loom」とは・「loom」の意味
「loom」とは、主に「はた」「織機」「織る」「ぼんやりと現れる」「ヌッと現れる」「そびえ立つ」「不気味に迫る」「立ちはだかる」などを意味する英語表現である。「織る」と「ぼんやりと現れる」は全く別の言葉であるが、同じスペルの単語となっている。品詞としては、「織る」や「不気味に現れる」という動詞、「織機」や「ぼんやり現れること」という名詞としての用法がある。「loom」のスラングとしての意味
「loom」は、「(何かがはっきりしない形で)ぼうっと姿を現す」という意味の表現であり、スラングでは酔っ払いという使い方もある。また視覚的に見えているかに関わらず、「(危険や心配が)差し迫っている」という意味でも用いられる。「loom」の発音・読み方
「loom」の発音記号は「luːm」で、カタカナで表記する場合「ルゥーム」のような音である。発音記号はアメリカ英語・イギリス英語とも共通である。「loom」の活用変化一覧
動詞「loom」の活用形は、三人称単数現在形が「looms」、過去形・過去分詞が「loomed」、現在分詞が「looming」となる。「loom」の語源・由来
「loom(織機)」の語源は、古英語の「geloma(用具、ツール)」の短縮形であり、もともとは「機具」という意味である。「loom(ぼんやりと現れる)」の語源は、スカンジナビア方言の「loma」か低地ドイツ語の「lomen」で、これらは「lame(不自由な)」の語源とも言われている。早期には船が上下に動く様子にも使用されていた。「loom」の類語
「ぬっと現れる」という意味での類語は、「tower(高くそびえる)」「dominate(見下ろす)」「soar(高く上がる)」が挙げられる。「脅威を与える」という意味では、「threaten(脅迫する)」「hover(うろつく)」などがある。「loom(拡張機能)」とは
「loom(拡張機能)」とは、ウェブブラウザのChromeで利用できる、画面録画の拡張機能である。PCのデスクトップ画面やアプリ画面の他に、インカメラの映像も録画することができ、MP4形式でサーバーに保存される。動画はシェアしたり、端末にダウンロードして利用できる。「loom」を含むその他の用語の解説
「Fruit of the Loom」とは
「Fruit of the Loom(フルーツオブザルーム)」とは、アメリカの老舗衣料ブランドで、Tシャツなどアンダーウェアを中心に製造・販売している。この「Loom」は織機のことで、ブランド名は「織機からできた果実」、つまり衣服を表している。リンゴやブドウのカラフルなロゴが印象的で、日本でもゾゾタウンや公式ストアで購入できる。現在は保険、鉄道、公益事業などを手掛ける持ち株会社、バークシャー・ハサウェイの傘下にある。
「loom」を含む英熟語・英語表現
「loom ahead」とは
「loom ahead」とは、「差し迫っている」という意味の表現である。「It is nice not to come into work to think about what is looming ahead.(先のことを考えずに出社できるのはいいことだ)」のように使用する。
「loom large」とは
「loom large」とは、「大きく立ちはだかる」という意味の表現である。「The question of how I had done on my finals loomed large in my mind.(期末試験の成績がどうだったかということが、頭の中に大きく浮かんでいた)」のように用いられる。
「loom up」とは
「loom up」とは、「浮かび上がる」という意味の英熟語である。「A mountain of insurmountable reasons looms up in front of our eyes, with physical distance or our own busy lives heading of the list.(目の前には、物理的な距離や自分の忙しさなど、乗り越えられない理由が山のように浮かび上がる)」のように用いられる。
「loom」の使い方・例文
「迫ってくる」という意味では、「By now the Alps loomed ahead in the distance.(そろそろアルプス山脈が遠くに見えてきた)」のような表現がある。天体観測における記述としては、以下のような文章がある。「They have predicted that both venus and the earth's Dark Twin will loom large prior to the passage.(彼らは、金星と地球の"闇の双子"の両方が通過前に大きく迫ってくることを予測している)」「This is when the magnetic N Pole, now over Siberia, looms up over the horizon.(シベリア上空にある磁北極が、地平線の向こうに迫ってくる頃だ)」
浮かび上がるという表現では、「After a careful study of the document, a crucial evidence for the unexpected paradigm shift as the aetiological cause of massive fatalities of cattle and horses loomed large out of historic mist.(その結果、牛や馬の大量死の原因として、予想もしなかったパラダイムシフトの決定的な証拠が、歴史的な霧の中から大きく浮かび上がってきたのである)」のように使用される。
織機という意味では、次のように用いられる。「The weft of the loom is made up of complimentary colors in order to create an iridescent sheen, and plant motifs are a common feature of this silk woven textile.(虹色の光沢を出すために、横糸は補色で構成され、植物のモチーフもよく見られる絹織物である)」「Previously, the widest fabric that our looms were able to weave was 70 cm wide.(従来、当社の織機で織れる布の最大幅は70cmだった)」
織機
(loom から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/01 05:07 UTC 版)
織機(しょっき、おりき、英語:loom)とは、糸を織物へと織りあげる機械[1]。「はた[2]」とも。「機」と漢字一字でも「はた」と読ませる。
- ^ a b c ブリタニカ百科事典『織機』
- ^ 広辞苑【織機】
- ^ 「織物を製織するための機械の総称」(出典:特許庁「意匠登録カード(K5)[1]」
- ^ a b c d e f g h i 吉本忍「手織機の構造・機能論的分析と分類」『国立民族学博物館研究報告』第12巻第2号、315-447頁。
- ^ 特許庁意匠分類定義カード(K5)
- ^ 権上かおる、山﨑範子、菊池京子、真鍋雅信、吉田喜一「欧化主義の中心地、東京の明治のリボン産業」『産業考古学会』第153号、48-61頁。
- ^ デジタル大辞泉
- ^ “豊田自動織機 新型エアジェット織機「JAT910」を発売”. 豊田自動織機 (2022年11月28日). 2023年7月31日閲覧。
「loom」の例文・使い方・用例・文例
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