インホイールモーター
英語:in-wheel motor
車輪のホイール部分に内蔵された電気モーター。EV(電気自動車)などでの実現が見込まれ、研究開発が進められている。
神奈川県や慶応義塾大学、いすゞ自動車は、インホイールモーターの長所を活かした「集積台車構造」による乗車スペースがフラットな公共バス「電動フルフラットバス」の開発を進めている。インホイールモーターの採用によって駆動軸やモーターなどの部品を車体中央に置かなくて済むため、床部分を非常に低くし、車内の高低差も抑えた、バリアフリー性の高いバスが実現可能になる。
神奈川県は2010年10月にインホイールモーターを搭載した電動フルフラットバスの試作車を発表し、実証実験などを開始している。
関連サイト:
県・慶應義塾大学・いすゞ自動車等が取り組む「電動フルフラットバス実証研究」の試作車デザインを発表! - 神奈川県 記者発表資料 2010年10月26日
電動フルフラットバスの 可能性について - 神奈川県 かながわ電気自動車普及への挑戦
インホイール‐モーター【in-wheel motor】
インホイールモーター
ホイールハブの部分に、電動モーターあるいは油圧モーターを取り付け、駆動する装置である。ショベルカーなど、油圧源をもって作業するクルマに油圧モーターを取り付けたものもある。電動モーターを利用したハイブリッド車もこのタイプが考えられる。ばね下重量が増加して乗り心地が悪くなることから乗用車では使われていないが、電動式の車いすに採用例(アラコ)がある。現在の電動モーター式ハイブリッド4WDや電動4WD(e-4WD)は、車体側にモーターを取り付け、デフとアクスルシャフトで駆動している。
参照 ホイールハブ駆動「in-wheel motor」の例文・使い方・用例・文例
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