iii期子宮頸がん

PDQ®がん用語辞書

iii期子宮頸がん

【仮名】iiiきしきゅうけいがん
【原文】stage III cervical cancer

がんが膣の下部3分の1まで拡がっていて、さらに骨盤壁（両股関節の間にある空間の内側を覆っている組織）や周辺のリンパ節に拡がっている場合もある。iii期は、がんの拡がりの程度に応じて、さらにiiia期とiiib期に分けられる。iiia期では、がんが膣の下部3分の1まで拡がっているが、骨盤壁には拡がっていない。iiib期では、がんが骨盤壁まで拡がっていて、なおかつ/または腫瘍が尿管（腎臓と膀胱をつないでいる管）を閉塞させるのに充分な大きさにまで成長している。こうした閉塞が起きると、腎臓の拡張や腎機能の停止に至ることがある。骨盤内のリンパ節にがんの転移がみられる場合もある。