eisenia bicyclisとは? わかりやすく解説

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アラメ

読み方:あらめ
【英】:eisenia bicyclis

海藻干潮線付近から深さ5mほどの外海岩礁生育多年生で、2年目以降付け根である先端部が二叉するようになる。各叉状に5~15葉片をつけ、体は1.5mの高さに達する。群落形成し、アラメ藻場呼ばれる。主に外洋性岩礁性。

アラメ Eisenia bicyclis (Kjellman) Setchell

コンブ目 コンブ科 (Laminariales Laminariaceae)
アラメ 生態写真2
低潮線付近から潮下帯岩上
分   布
本州太平洋北・中部九州北岸
タイプ産地
横浜長崎
アラメ 生標本写真
(生標本写真)
アラメ 二叉部分写真
二叉部分写真)
アラメ 生標本写真・1年目
(生標本写真・1年目
アラメ 生標本写真・1年目後半
(生標本・1年目後半)
アラメ 生態写真2
生態写真2)
アラメ 生態写真3
生態写真3)
アラメ 生態写真4
生態写真4)

からだは二叉別れた長い先に多くをつけ,言わば2本の“はたき”の状である。異型世代交代普通に目にするのは巨視的な胞子体であり,配偶体は数mm微視的な糸状体である)を行い,はたきの様な体(胞子体)は多年生で,3~8年寿命があるという。夏から秋にかけて成熟し多数遊走子放出する遊走子発芽して雌雄微視的な糸状体配偶体)となり,それらの卵・精子受精して元の体(胞子体)となる。3月頃に発芽した1年目体は,短い笹の葉状の中央付け生長するとその両縁に数の側羽状に付けるが,秋に中央末枯れが起こる。2年目からはの先が二叉分岐しそれぞれの分叉先からたくさんのを出す。状部は1~2mになる。本種は潮間帯下部から潮下帯岩礁上に密な群落形成し,その群落はアラメ場や海中林などと呼ばれ魚介類産卵発育の場になっている

アラメや近縁サガラメ部は日本各地古くから食用とされており,また体から抽出されるアルギン酸いわゆる粘性多糖類であり,安定剤として食品添加物として利用されてきた。和名のアラメはワカメ若布)より荒い感じがする「荒布」からきている。

銚子漁業関係者はアラメのことを”かじめ”と呼んでおり,茨城県大洗海岸でも同様である。アラメの近縁種にもカジメという海藻がおり,それはの先が二叉分かれない種類である。アラメとカジメ同所的生え場合,垂直的にはアラメがカジメより浅いところに生育し平的にはアラメはカジメ生育していない北方域まで分布している。カジメ大原沿岸には普通に生育しているが,銚子では見られないので,九十九里海岸のどこかでカジメの分布北限があると思われる文献上のカジメ分布域大洗までとされている。

高さ:1~2m


滑海藻

読み方:マナカシ(manakashi)

アラメ別称
コンブ科褐藻

学名 Eisenia bicyclis


荒和布

読み方:アラメarame

コンブ科褐藻

学名 Eisenia bicyclis


荒布

読み方:アラメarame

コンブ科褐藻

学名 Eisenia bicyclis


阿羅女

読み方:アラメarame

コンブ科褐藻

学名 Eisenia bicyclis


阿良米

読み方:アラメarame

コンブ科褐藻

学名 Eisenia bicyclis


骨海藻

読み方:アラメarame

コンブ科褐藻

学名 Eisenia bicyclis


黒菜

読み方:アラメarame), コクサイ(kokusai)

コンブ科褐藻

学名 Eisenia bicyclis



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