consciousnessとは? わかりやすく解説

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consciousness

別表記:コンシャスネス

「consciousness」とは、意識自覚知覚といったことを意味する英語表現である。

「consciousness」とは・「consciousness」の意味

「consciousness」は、知覚としての意識自己の存在権利などの内部的認識としての意識集団としての考え漠然とした感づきなどを意味する名詞である。複数形は「consciousnesses」である。対義語は「unconsciousness」である。

「consciousness」の発音・読み方

アメリカ英語では、「consciousness」の発音記号は「kάnʃəsnəs」である。カタカナ表記すると「コンシャスネス」である。実際に発音する際は、「カァンシャスニィス」のようになる「k」は、舌の後部上げ上あごの奥につけて息を止めた後、急に舌を離して息を破裂させて「クッ」と発音する。「ɑ」は、口を大きく開け短く「ア」と発音する「n」は、舌先前歯の裏歯茎につけ、鼻に抜けるように「ン」という音を出す。「ʃ」は、唇を丸く突き出し舌先上の歯茎に近づけて息で「シュ」と音を出す。「ə」は、口を少し開けあいまいに「ア」と発音する。「s」は、舌先前歯の裏歯茎に近づけ、息を用いて「ス」と発音する「n」は、舌先前歯のすぐ裏の歯茎につけた状態で息を止め、鼻に抜けるように「ヌ」という音を出す。「i」は、日本語の「エ」と「イ」を同時に言うイメージ発音する最後に、再び「s」を発音する

イギリス英語では、「consciousness」の発音記号は「kˈɔnʃəsnəs」である。「ɔ」は、口を大きく開けた後、唇を丸くして前に突き出すようにして、短く「オ」と発音する

「consciousness」の語源・由来

「consciousness」は、形容詞conscious」の名詞形である。「conscious」の原義は「自分自分周囲状況知っていること」であり、ラテン語で「よく知る」という意味をもつ「conscio」と形容詞化する語尾の「-us」が合わさって出来た、「意識のある」という意味をもつ「conscius」が元となっている。

「consciousness」の覚え方

「consciousness」を覚えやすくするためには、「共に」という意味をもつ「con」、「知る」理解する」という意味をもつ「sci」、「豊富な」という意味をもつ「ous」、「~な状態」という意味をもつ「ness」に分解して理解するとよい。「class consciousness(階級意識)」「consciousness of possession(所有意識)」「consciousness disturbance(意識障害)」のように熟語中に組み込んでイディオム化して覚えることも有効である。

「consciousness」の類語

「consciousness」の類語として、[意識」「気づいていること」といった意味をもつ「awareness」が挙げられる

「consciousness」を含む英熟語・英語表現

「self-consciousness」とは


self-consciousness」は、「自意識」という意味をもつ。英語では自分自信がないことを意味することが多い。用例には、「I’m self-conscious about my face(私は自分の顔に自信がない)」「Don't be self-conscious when you travel(旅先での恥は気にするな)」などがある。

「loss of consciousness」とは


loss of consciousness」は、「意識を失うこと」「意識消失」といった意味をもつ。用例には、「temporary loss of consciousness(一時的な意識消失)」「result in loss of consciousness(意識を失う結果となる)」などがある。

「stream of consciousness」とは


stream of consciousness」は、「意識の流れ」という意味をもつ。「意識の流れ」は、作品中の登場人物の心理意識の変化直接的に表現しようとする手法を指す文学用語である。この用語は、心理学者ウィリアム・ジェイムズ1890年に『心理学原理』において「人間意識断片的な部分配列ではなく連続的動的なイメージ考え連なった流動的なのである」と主張したことに由来するとされる

「consciousness」の使い方・例文

「consciousness」を用いた例文として、「She finally regained consciousness in the hospital.(彼女は最終的に病院意識取り戻した)」「He lost consciousness.(彼は意識不明になった)」「He has not yet recovered consciousness.(彼はまだ意識回復していない)」「He is a person who advocates moral consciousness.(彼は道徳説く人である)」「He lacks consciousness that he is a member of society.(彼は社会人として自覚欠いている)」「I am concentrating on consciousness on the movie.(私は映画意識集中している)」などがある。

「consciousness」の英語での説明

consciousness means "the condition of being awake and able to understand what is happening around you" or"your mind and your thoughts", "someone’s ideas, feelings, or opinions about politics, life", "when you know that something exists or is true".

意識

(consciousness から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 10:27 UTC 版)

意識(いしき、Consciousness)は、一般に、「起きている状態にあること(覚醒)」または「自分の今ある状態や、周囲の状況などを認識できている状態のこと」を指す[1]


  1. ^ G.Bryan Young ら(編), 井上聖啓ら(訳)『昏睡と意識障害』
  2. ^ フロランス・ビュルガ『そもそも植物とは何か』河出書房新社、2021年4月)
  3. ^ シモーナ・ギンズバーグ、エヴァ・ヤブロンカ(著)、鈴木大地(訳)『動物意識の誕生 生体システム理論と学習理論から解き明かす心の進化』上・下(勁草書房、2021年5月)
  4. ^ 「計算機に意識は宿るか 動物からアップロード実験も」日本経済新聞』朝刊2021年6月6日サイエンス面
  5. ^ Moruzzi G. & Magoun H.W. (1949) Brain stem reticular formation and activation of the EEG. Electroencephalography and Clinical Neurophysiology 1:455–473.
  6. ^ 前田敏博 「睡眠の神経機構」『動物心理学研究』第47巻第2号 99-106 (1997)
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  8. ^ 秋山正憲, 守屋孝洋, 柴田重信 「生体時計の生理学的,薬理学的,分子生物学的解析」『日薬理誌』(Folia Pharmacol. Jpn.)112, 243~250(1998年)
  9. ^ 本間研一 「ヒトのサーカディアンリズムと光環境」『人間工学』第37巻 特別号 pp.44-45(2001年)
  10. ^ a b c d e [1]
  11. ^ "By "consciousness" I mean those states of sentience or awareness that typically begin when we wake up in the morning from a dreamless sleep and continue throughout the day until we fall asleep again. " (「意識」という言葉で私が意味するのは、典型的には夢のない眠りから覚めたときに始まり、再び眠りにつくまで日中続く、感覚や気づきのこうした状態である) John R Searle "Mind, Language And Society: Philosophy In The Real World" Basic Books (1999) pp.40-41 ISBN 978-0465045211
  12. ^ Antonio Damasio and Kaspar Meyer "Consciousness: An Overview of the Phenomenon and of Its Possible Neural Basis" The Neurology of Consciousness: Cognitive Neuroscience and Neuropathology Steven Laureys et al. ed. p.4 Academic Press (2008) ISBN 978-0123741684
  13. ^ クリストフ・コッホ著、土谷尚嗣金井良太訳『意識の探求―神経科学からのアプローチ <上>』岩波書店 2006年 ISBN 4000050532 pp.28-29
  14. ^ a b Gerald Edelman, Giulio Tononi "A Universe Of Consciousness How Matter Becomes Imagination" Basic Books (2001) ISBN 978-0465013777
  15. ^ ここでは非常に簡単な区分しか示さない。より詳細な議論については、たとえば哲学分野での議論を反映した文献として、スタンフォード哲学事典の記事、Van Gulick, Robert, "Consciousness", The Stanford Encyclopedia of Philosophy (Spring 2009 Edition), Edward N. Zalta (ed.) がある。また「意識」という概念について分析を行っている様々な論文を、PhilPapersというサイトがリストしている。こちらも参照のこと。(文献リスト)The Concept of Consciousness (英語) - PhilPapers 「「意識の概念」について論じた文献のリスト。」の文献一覧。
  16. ^ Naotsugu Tsuchiya and Christof Koch (2008), "Attention and consciousness" Scholarpedia, 3(5):4173. (オンライン・ペーパー)
  17. ^ Lawrence M. Ward (2008), "Attention" Scholarpedia, 3(10):1538. (オンライン・ペーパー)
  18. ^ Thomas Nagel (1974). "What is It Like to Be a Bat?" Philosophical Review 83 (October):435-50 (Online PDF) 永井均訳『コウモリであるとはどのようなことか』勁草書房、1989年、ISBN 4326152222 PhilPapersにネーゲルのこの What it is like の用法と関連した論文をリストしているカテゴリがある。そちらも参照のこと。(文献リスト)What is it Like? (英語) - PhilPapers 「「○○であるとはどのようなことか」について論じた文献のリスト。サイトPhilPapersより」の文献一覧。
  19. ^ Koch, C, and Greenfield, S, (2007) How Does Consciousness Happen? Scientific American (Online PDF)
  20. ^ モーガン・フリーマン 時空を超えて 第2回「死後の世界はあるのか?」
  21. ^ 中田力『脳のなかの水分子 意識が創られるとき』紀伊國屋書店 ISBN 4314010118
  22. ^ 野口豊太『「意識の謎」への挑戦』文芸社 ISBN 978-4-286-08872-3
  23. ^ Florian Mormannクリストフ・コッホ Neural correlates of consciousness. scholapieida.org, 2(12):1740
  24. ^ クリストフ・コッホ著、土谷尚嗣金井良太訳『意識の探求―神経科学からのアプローチ』岩波書店 2006年 上巻:ISBN 4000050532 下巻:ISBN 4000050540
  25. ^ ジェラルド M. エーデルマン (著)『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』草思社 2006年 ISBN 978-4794215451
  26. ^ Giulio Tononi "An information integration theory of consciousness", BMC Neuroscience 2004年, 5:42. doi:10.1186/1471-2202-5-42
  27. ^ ベンジャミン・リベット (著), 下條信輔 (翻訳)『マインド・タイム 脳と意識の時間』岩波書店 2005年 ISBN 978-4000021630




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