concrete
「concrete」とは、具体的なという意味の英語表現である。
「concrete」とは・「concrete」の意味
「concrete」とは、「具体的な」「コンクリート製の」という意味の形容詞だ。例えば、「concrete plan(具体的な計画)」「concrete example(具体例)」「concrete adhesive(コンクリート接着剤)」というように使われる。また、動詞で用いる場合、「〜をコンクリートで固める」という意味になる。その他にも、「concretes」というように後ろに「s」をつければ、名詞の「コンクリート」を表す。「concrete」の発音・読み方
「concrete」の発音は、「コンクリート」である。「concrete」の語源・由来
「concrete」の語源は、ラテン語の「concretus(成長した)」という単語である。「concrete」の対義語
「concrete」の対義語というと「abstract」が挙げられる。「abstract」とは「抽象的な」という意味で、物事がはっきりせずに分かりにくい場合に用いられる。一方の「concrete」は物事がはっきりとしていて、頭の中で明確にイメージできる場合に用いられる表現だ。そのため、「abstract」は「concrete」の対義語だと言える。「concrete」を含む英熟語・英語表現
「to be concrete」とは
「to be concrete」とは、「具体的に言えば」という意味の英語表現だ。物事を数字や事例などを用いて分かりやすく説明する際に用いられる。例えば、「To be concrete it was two o'clock in the afternoon when I met him, and it was raining then.」(具体的に言うと、私が彼に会ったのは午後二時で、その時雨が降っていた)と用いられる。
「concrete measures」とは
「concrete measures」とは、「具体的な政策」「具体的な手段」という意味の英語表現だ。例えば、「We have to discuss concrete measures to prevent traffic accidents.」(交通事故を防ぐために具体的な政策を話し合わなければいけない)、「We introduced concrete measures for stopping flaming on the net.」(ネットの炎上を阻止するための具体的な手段を導入した)というように用いられる。
「concrete」に関連する用語の解説
「concrete texture」とは
「concrete texture」とは、「コンクリートの質感」という意味の表現だ。そもそも「texture」には、「(物の)質感・手触り・触感」という意味がある。例を挙げると「I checked the concrete texture before using it.」(使う前にコンクリートの質感を確認した)となる。
「concretely」とは
「concretely」とは、「具体的に」という意味の副詞だ。誰の目にも明確で分かりやすい事柄を表す際に用いられる。使い方の例を挙げると「Can you explain more concretely?(もう少し具体的に説明してくれないか?)となる。
「concrete jungle」とは
「concrete jungle」とは、「コンクリートジャングル」という意味の表現だ。高層ビルがたくさん立ち並ぶ都会の光景をジャングルの木々に見立てて表現した言葉だ。一般的に都会に住む寂しさ、孤独などを伝えたい時に用いられる。例文を挙げると「I hate concrete jungle, so I decided to go back to my parents' house.」(コンクリートジャングルが嫌で、実家に帰ることにした)となる。
「concrete」の使い方・例文
「concrete」は「具体的な」「コンクリート製の」という意味で日常的にもビジネスシーンでも幅広く用いられる。・Could you please explain the reason for the conclusion in more concrete terms?
(もっと具体的な言い方で、その結論になった理由について説明してくれないか?)
・Though I confessed my love to her, I couldn't get a concrete answer from her, so I'm agonizing all the time.
(彼女に愛の告白をしたけれども、はっきりとした返事をもらえなかった。だから、ずっと悶々とした気持ちでいる)
・We don’t have any concrete evidence to prove she stole the watch.
(彼女が時計を盗んだと証明する具体的な証拠が私たちにはない)
・Your idea is genius but can you explain more concretely?
(あなたのアイデアは天才的だけれども、もっと具体的に説明してくれる?)
・I built a concrete house as my home several years ago.
(マイホームとして数年前にコンクリート製の家を建てた)
・Her room is on the second floor of the concrete building.
(彼女の部屋はそのコンクリートの建物の二階にある)
・Currently a lot of buildings are made of highly durable concrete.
(現在では多くの建物は耐久性の高いコンクリートでできている)
・Give us more concrete example, not abstract one, so that everyone can understand.
(みんながきちんと理解できるように抽象的ではなくて、もっと具体的な例を挙げてほしい)
・Do you have any concrete ideas as to how we can solve this long-standing problem?
(この長年悩まされてきた問題を解決するための具体的なアイデアは何かないのか?)
コンクリート【concrete】
コンクリート
コンクリート
(concrete から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 02:20 UTC 版)
コンクリート(英: concrete)は、広義には骨材を結合剤(セメント、石灰、石膏、アスファルト、硫黄、プラスチックなどを利用)によって固めた複合材料の総称[1]。結合剤の種類によりセメントコンクリート、アスファルトコンクリート、レジンコンクリートなどという[1]。狭義には結合剤にセメントを用い、骨材をセメントペースト(セメントに水を加えたペースト)で固めた複合材料(セメントコンクリート)をいう[1]。この項目では特にセメントコンクリートについて述べる。
注釈
- ^ セメントに対する水の比率をある程度まで減ずる事ができるという意味は、コンクリート中でセメント水和物を得るだけの水があればコンクリートは十分に固まるという意味であり、それ以上の水は流動性に確保のために加えられている。水はコンクリートに流動性を与えるのには安価で良いが、時間と共に蒸発すると固化したセメントや骨材の間に間隙を作る事になるため、強度低下の要因となる。高強度のコンクリートを得るには、セメント水和物への反応に必要な量の水だけを加えるようにして、失われる流動性を補うためにセメント粒子を分散させる減水剤と呼ばれる混和剤や、蒸発せずに流動性がありそれ自身も化学反応によって固化する、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、シリカフュームなどを加えている。こういった混和剤の使用によって最大200N/mm2程度の高強度コンクリートが作られている。
- ^ 締固め作業での過剰な振動は、材料の分離を招いてコンクリートの均一性が損なわれるので、避けられなければならない。
- ^ コールドジョイントが起きないようにするために、打ち重ねの層は2-2.5時間以上の間をあけないように計画的な作業管理が求められ、それ以上の時間間隔があく場合には「管理された打継面」にする。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m “基礎講座シリーズ コンクリートの基礎講座”. 一般財団法人建材試験センター. 2020年8月15日閲覧。
- ^ 一般財団法人セメント協会
- ^ 身体防水について(はじめに)
- ^ a b コンクリートの歴史
- ^ “コンクリ、2000年の計 火山灰で耐久力アップ”. 日本経済新聞朝刊. (2017年3月19日)
- ^ The Roman Pantheon: The Triumph of Concrete
- ^ Lancaster, Lynne (2005), Concrete Vaulted Construction in Imperial Rome. Innovations in Context, Cambridge University Press, ISBN 978-0-511-16068-4
- ^ D.S. Robertson: Greek and Roman Architecture, Cambridge, 1969, p. 233
- ^ Henry Cowan: The Masterbuilders, New York 1977, p. 56, ISBN 978-0-471-02740-9
- ^ Robert Mark, Paul Hutchinson: "On the Structure of the Roman Pantheon", Art Bulletin, Vol. 68, No. 1 (1986), p. 26, fn. 5
- ^ https://web.archive.org/web/20110221204004/http://www.allacademic.com/meta/p_mla_apa_research_citation/0/2/0/1/2/p20122_index.html
- ^ 質量・体積の大きいコンクリートで、ダムや橋桁などの大規模な構造物に用いられる。
- ^ http://www.djc.com/special/concrete/10003364.htm
- ^ “現代の戦場で最も効果的な兵器は「コンクリート」”. GIGAZINE (2016年11月17日). 2017年2月13日閲覧。
- ^ 女性に継承、生死を分けた下穿きの有無『都新聞』昭和7年12月28日(『昭和ニュース事典第4巻 昭和6年-昭和7年』本編p57 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ a b c d e f 土木学会関西支部編、『コンクリートなんでも小事典』、講談社、2008年12月20日第1刷発行、ISBN 9784062576246
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