appreciation

実用日本語表現辞典

appreciation

別表記：アプリシエーション

「appreciation」とは、感謝・理解・評価を意味する英語表現である。

「appreciation」とは・「appreciation」の意味

「appreciation」は英語の単語で、「感謝」や「評価」、「理解」などの意味を持つ。これは「appreciate」という動詞がそのまま名詞になったもので、意味としては同じである。特に「感謝」という意味合いが強く、日常会話でよく使われる表現としても知られている。例えば相手に対して「ありがとう」という気持ちを伝える際に使用される。

また、物事に対して「感謝する」ということは、その物事の重要性や役割について理解しその価値を認めることを意味する。そのため、「理解」や「評価」という意味でも使うことができる。「appreciation」が企業における会計などを含めたファイナンスの場で用いられる場合は、こちらの意味となることが多い。例えば「appreciation of the yen」という表現は、円の価値が高いということ、つまり「円高」という意味になる。

「appreciation」の発音・読み方

「appreciation」という単語は、「アプリシエーション」と発音される。この単語は、4つの音節から成り立っている。最初の音節は「a」の音で、次に「pree」という音節が続く。ここで、最初の「e」の音は弱く発音され、「ee」という音が強く発音される。次の音節は「shee」となり、最後に「ayshun」という音節がつながる。
このように「appreciation」という単語は、アメリカ英語で「ap-pree-shee-AY-shun」と発音される。これは、最後の「tion」の音が「shun」として発音されるためだ。一方、イギリス英語では「ap-pree-shee-AY-chun」と発音され、最後の「tion」が「chun」として発音されるという違いがある。

「appreciation」の語源・由来

「appreciation」は、ラテン語の「appretiatus」に由来している。この単語は「評価された」という意味で、ラテン語の「ad」と「pretium」を組み合わせたものである。「ad」は「to」を意味し、「pretium」には「価値」という意味がある。つまり「appretiatus」とは、何かの価値が評価されたという意味を持っている。英語の「appreciation」はこのラテン語から派生した言葉で、もともとは何かの価値を評価するという意味であった。しかし、時が経つにつれてその意味はより広範囲にわたるようになり、感謝や理解を示すことも含まれるようになったという経緯がある。

「appreciation」と「appreciate」の違い

「appreciation」と「appreciate」は、意味が似ているが微妙に異なる単語である。「appreciation」は名詞で、特定の物事に対する感謝や評価、理解などの感情を示す。例えば、その人に対して感謝の気持ちや尊敬の念を持つこと、あるいは美術作品や音楽、文学などに対して価値や美しさを認めたり、それを理解することを表現する。
一方「appreciate」は動詞である。感謝や評価、理解などを表す行為を行うことを指す。例えば、友人が親切に手伝ってくれた場合には「I appreciate your help.」（あなたの助けに感謝する）と言うことができる。また、ある作品や物事に対して高い評価や理解を持つことも「appreciate」に含まれる。
これらの単語は互換的に使用されることがあるが、適切な文脈に基づいて使い分けることが必要である。

「appreciation」を含む英熟語・英語表現

「appreciation」を含む英熟語や表現は、ビジネスや日常生活でよく使われるものが多い。

「certificate of appreciation」とは

誰かに対して感謝の気持ちを表し表彰するために発行される証明書で、「感謝状」と訳される。一般的にはビジネスや学校、コミュニティなどの組織が、従業員や生徒、ボランティアなどに対して発行する。感謝状には感謝の意を示すメッセージや、対象者の業績や貢献に関する詳細が記載されていることが多い。

「appreciation letter」とは

会社や組織が従業員やパートナーなどに感謝の気持ちを伝えるために送る手紙である。

「appreciation dinner」とは

誰かに対する感謝の気持ちを表し、その人を招待しての食事会を意味する。

「show appreciation for」とは

何かに対して感謝の気持ちを表現するフレーズである。

「appreciation of art」とは

美術品に対して高い評価や理解を持つことを表現である。また「Mutual appreciation」（相互理解）はお互いに理解し合って、相手を高く評価することを表現するフレーズだ。これらの表現は英語圏でよく使われる表現であり、ビジネスや日常生活で役立つことがある。それぞれの表現を理解し適切に使い分けることが重要である。

「appreciation」の使い方・例文

「appreciation」は、感謝や賞賛の意を表す場面で使用することができる。また、「評価」や「理解」という意味でも使われることがから、芸術や環境保護などの幅広い分野で利用できる表現である。例文は以下のようなものが挙げられる。

「I would like to express my appreciation for your hard work.」（あなたの努力に感謝の意を表明したいと思う。）
「The painting's value has increased due to the art world's appreciation of the artist.」（画家への芸術界の評価が高まったため、その絵画の価値が上がった。）
「We need to have a greater appreciation for the importance of environmental conservation.」（環境保護の重要性をより深く理解する必要がある。）
「Thank you for your generous appreciation of my music.」（私の音楽に対する厚い評価に感謝する。）

（2023年2月28日更新）

ウィキペディア

鑑賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/22 07:54 UTC 版)

鑑賞（かんしょう）とは、芸術作品などの視覚、あるいは聴覚を通して自己の中に受け入れ、深く味わうことである。対する表現とは異なり、能動的とはいえないものの、対象に直接的なおかつ積極的に関わり合うことによって、対象の中から具現化された美的なものを見出すことのできることから、受動的な美的体験でもない、という特徴も持っている。