背斜
【英】: anticline
褶曲{しゅうきょく}している地層の波状部の山にあたる部分で、地表の露出部では背斜の中心部に向かうほど層序的に下位の(または古い)地層が出ている(図参照)背斜の垂直的に最も高い点を背斜冠(crest)、両側の斜面に当たる部分を背斜翼(wing)(背斜脚ということもある)、一方の背斜翼から他方の背斜翼に移る部分を背斜頂(apex)、背斜頂を通り、両側の翼を二等分する面を背斜軸面(axial plane)、この面と個々の地層との交線を背斜軸(axis)という。背斜に集油、集ガスが行われるという学説を背斜説、背斜によって形成されるトラップは背斜トラップと呼ばれる。(→背斜説、背斜トラップ) |
背斜
(anticline から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/18 03:04 UTC 版)
背斜(はいしゃ、英: anticline[1])は、構造地質学において、山状になっていて古い地層が中心部に来ているような褶曲である。山状になっていればどのような褶曲でも指すアンチフォームとは異なる。このため、各地層の年代関係が明らかになっていない時は、アンチフォームという言葉が使われる。
- ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、32頁。ISBN 4-8181-8401-2。
- ^ The Purcell Anticlinorium
- ^ [1]
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