平瀬與一郎とは? わかりやすく解説

平瀬與一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/08 08:59 UTC 版)

平瀬 與一郎(ひらせ よいちろう、安政6年11月11日1859年12月4日) - 大正14年(1925年5月25日)は、日本の民間の貝類研究家・貝類収集家・博物家・標本商。それまで欧米の研究者に依っていた日本の貝類学に手をつけた最初の日本人の一人で、日本貝類学史における最重要人物の一人。明治・大正期に精力的に研究活動を行ったが、生来病気がちであったことや、大学などの研究機関に所属せず全ての活動を私財を投じて行っていたこともあり、ついには財力・体力とも使い果たして力尽きた。日本産貝類の全貌究明を夢見ながら途半ばにして倒れた彼が残したのは、貴重な標本類と「日暮れて道遠し…」の言葉とであった。


  1. ^ a b c d e f 平瀬信太郎 著・瀧庸 増補改訂『原色日本貝類図鑑』1954年 丸善
  2. ^ a b c d 波部忠重・小菅貞男『エコロン自然シリーズ 貝』1978年刊・1996年改訂版 保育社 ISBN 9784586321063
  3. ^ a b 山口鉄男・山本愛三『五島列島の動物(I) (陸産貝類)』1967年 長崎大学教養部紀要 自然科学, 7: 19-32
  4. ^ 環境省, 2012. 貝類のレッドリスト, 第4次レッドリストの公表について. 平成24年8月28日


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