エックス‐エッチ‐ティー‐エム‐エル【XHTML】
XHTML
読み方:エックスエイチティーエムエル
XHTMLとは、マークアップ言語の一種で、HTMLをXMLの構文に適合するように再定義した言語のことである。
XHTMLはHTMLの正式な後継規格として策定された規格で、Webページ記述言語として広く普及しているHTMLに、XMLの持つ柔軟さや拡張性を持たせたものであるといえる。そのため、HTMLとほぼ同様の記述方法を用いながら、独自に指定したの要素を追加することが可能となっている。それと同時に、XMLの持つ厳密な記述法が要求されるようになっている。例えば属性の値は大文字でなく必ず小文字を使用しなくてはならず、終了タグの省略は許容されていない。なお、HTMLではフォントサイズや色といったデザインの指定が可能であるが、XHTMLは文書構造の指定に特化しており、スタイルやレイアウトの指定はすべてCSSによって行われるようになっている。
なお、携帯端末向けのXHTMLのサブセットとして、XHTML Basicが勧告されている。XHTML Basicでは、XHTMLにおけるフレームや、テーブル入れ子といった高度な表現、スクリプトやファイルのアップロードといった機能が省かれ、言語仕様の軽量化が図られている。
XHTMLの最初のバージョンは2000年1月にW3C(World Wide Web Consortium)によって勧告された。2007年3月現在の最新バージョンはXHTML1.1で、目下XHTML2が策定中である。
参照リンク
XHTML2 Working Group Home Page - (英文)
Extensible HyperText Markup Language
(XHTML から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 03:15 UTC 版)
Extensible HyperText Markup Language(エクステンシブル ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ)、略記・略称:XHTML (エックスエイチティーエムエル)は、SGMLで定義されていたHTMLをXMLの文法で定義しなおしたマークアップ言語である。その仕様はHTMLと同じくW3Cによって勧告されていた。しかし2007年にW3C HTML WGを設立するとWHATWGとの共同作業を行い、2009年、W3Cは開発を正式に中止した。HTML5はXMLの書式に従わずともMathMLやSVGなどを埋め込むことが可能である。
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- ^ "XML stands for Extensible Markup Language. The X is for the first syllable of Extensible. eXtensible is a spelling error."
- ^ C. HTML Compatibility Guidelines
- ^ W3C Note: XHTML Media Types <http://www.w3.org/TR/xhtml-media-types>
- ^ XHTML Media Types - W3C Note、2002年8月1日(2013年12月5日閲覧)。
- ^ HTML Living Standard — Last Updated 31 May 2021 §14 The XML syntax
- 1 Extensible HyperText Markup Languageとは
- 2 Extensible HyperText Markup Languageの概要
- 3 関連項目
XHTML
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 01:17 UTC 版)
詳細は「Extensible HyperText Markup Language」を参照 2000年の1月から、HTMLについてのすべてのW3C勧告は、SGMLではなくXMLに基づいたものになり、XML で HTML と等価のマークアップができる XHTML が制定された。 HTMLとXHTMLとの違いで顕著なもののひとつは、すべてのタグを閉じなければならないことである。
のような「空の」HTMLタグは「閉じる」必要がある。XHTML 1.0 勧告内の「Appendix」の章にある「HTML Compatibility Guidelines」では、
のように要素名の後に空白文字と斜線を入れて閉じる形を推奨している。ほかには、開始タグ内の属性値はすべて引用符で囲わなければならないという点がある。また、HTMLとは異なり、大文字と小文字は厳密に区別される。
※この「XHTML」の解説は、「マークアップ言語」の解説の一部です。
「XHTML」を含む「マークアップ言語」の記事については、「マークアップ言語」の概要を参照ください。
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