WBGT値
「WBGT値」(WBGT=Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)とは、暑熱環境による熱ストレスを評価する指標のことで、一般に「暑さ指数」と呼ばれます。熱中症の予防を目的として、1954年に米国で提案されました。単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目し、人体の熱収支への影響が大きい気温、湿度、気流、日射・輻射熱などを加味して算出されるのが「WBGT値」です。職場における熱中症予防対策の徹底を図るために、厚生労働省が新しく5月から実施する「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」においても、「WBGT値」を活用した予防対策が推奨されています。
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