近接信管
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近接信管(きんせつしんかん 英語: Proximity fuze)は、砲弾が目標物に命中しなくとも一定の近傍範囲内に達すれば起爆できる信管をいう。太平洋戦争期間中にアメリカ海軍の艦対空砲弾頭信管に採用され、命中率を飛躍的に向上させる効果が確認されたことにより注目された。目標検知方式は電波式以外に光学式、音響式、磁気検知式が開発され、魚雷等の信管にも応用されている。
- ^ a b 白石一美「VT信管考」『宮崎大学教育文化学部紀要. 人文科学』第20巻、宮崎大学教育文化学部、2009年3月、41-52頁、hdl:10458/1995、ISSN 1345-4005、CRID 1050007314766237696。
- ^ イアン・V・ホッグ(著)、陸上自衛隊高射学校(訳)『対空戦』原書房、1982年5月1日。ISBN 978-4562012466。
- ^ a b 近接信管
- ^ Radio Proximity Fuzes
- ^ VT信管
- ^ 誘導ミサイル「噴竜」③
- ^ a b c 貞重浩一「真空管時代のリーディングエッジ電子機器」『映像情報メディア学会誌』第55巻第1号、映像情報メディア学会、2001年、70-75頁、doi:10.3169/itej.55.70、ISSN 13426907、CRID 1390001205098247424。
- ^ 爆発物と起爆装置(8)信管よもやま話
- ^ ドキュメンタリー『ドキュメント太平洋戦争』シリーズ 第3回 『エレクトロニクスが戦を制す~マリアナ・サイパン~』(NHK)
- 1 近接信管とは
- 2 近接信管の概要
- 3 地上砲撃への応用
- 4 参考文献
VT信管
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「とある飛空士への夜想曲」の記事における「VT信管」の解説
弾丸内に電波の送受信機を装備し、目標に接近したときに自動的に弾頭を炸裂させる信管。天ツ上でも概念自体は存在していたが、発射時に2万Gを超える衝撃がかかるため実現は不可能とされていた。レヴァームが天ツ上に先んじて実用化にこぎつけ、バルドー機動艦隊の艦艇が多くの天ツ上機を撃墜している。
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