VT信管とは? わかりやすく解説

近接信管

(VT信管 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 01:07 UTC 版)

近接信管(きんせつしんかん 英語: Proximity fuze)は、砲弾が目標物に命中しなくとも一定の近傍範囲内に達すれば起爆できる信管をいう。太平洋戦争期間中にアメリカ海軍の艦対空砲弾頭信管に採用され、命中率を飛躍的に向上させる効果が確認されたことにより注目された。目標検知方式は電波式以外に光学式、音響式、磁気検知式が開発され、魚雷等の信管にも応用されている。


  1. ^ a b 白石一美「VT信管考」『宮崎大学教育文化学部紀要. 人文科学』第20巻、宮崎大学教育文化学部、2009年3月、41-52頁、hdl:10458/1995ISSN 1345-4005CRID 1050007314766237696 
  2. ^ イアン・V・ホッグ(著)、陸上自衛隊高射学校(訳)『対空戦』原書房、1982年5月1日。ISBN 978-4562012466 
  3. ^ a b 近接信管
  4. ^ Radio Proximity Fuzes
  5. ^ VT信管
  6. ^ 誘導ミサイル「噴竜」③
  7. ^ a b c 貞重浩一「真空管時代のリーディングエッジ電子機器」『映像情報メディア学会誌』第55巻第1号、映像情報メディア学会、2001年、70-75頁、doi:10.3169/itej.55.70ISSN 13426907CRID 1390001205098247424 
  8. ^ 爆発物と起爆装置(8)信管よもやま話
  9. ^ ドキュメンタリー『ドキュメント太平洋戦争』シリーズ 第3回 『エレクトロニクスが戦を制す~マリアナ・サイパン~』(NHK


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VT信管

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 14:46 UTC 版)

とある飛空士への夜想曲」の記事における「VT信管」の解説

弾丸内に電波送受信機装備し目標接近したときに自動的に弾頭炸裂させる信管。天ツ上で概念自体存在していたが、発射時に2Gを超える衝撃がかかるため実現不可能とされていた。レヴァームが天ツ上に先んじて実用化こぎつけバルドー機動艦隊艦艇多くの天ツ上機撃墜している。

※この「VT信管」の解説は、「とある飛空士への夜想曲」の解説の一部です。
「VT信管」を含む「とある飛空士への夜想曲」の記事については、「とある飛空士への夜想曲」の概要を参照ください。

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