バモス
「バモス」とは、行け・行こうを意味する表現である。英語表現である「let’s go」などと同様の意味合いを持っている。
「バモス」の基本的な意味
「バモス」は、行け・行こうという意味になる言葉であり、英語表記では「vamos」となる。英語圏では「let’s go」や「「come on」と同様の意味で使用されている。またバモスは「頑張れ」、「やった」といった意味合いも含まれている言葉である。そのため、野球やサッカーなどスポーツ観戦のシーンでファンが選手を励ましたり応援する時に使われる事も多い。尚、バモスは疑問形として使う事もでき、英訳すると「そろそろ行きましょうか」となる「Shall we go?」と同じ意味として使用する事が可能である。「バモス」の語源・由来
バモスはスペイン語やポルトガル語に由来している言葉であり、エリアによっては「バモス」の「ス」が抜けた形で「バモ」と発音する事もある。スペイン語やポルトガル語は動詞の形が主語によって変わるという特徴があり、バモスは「私たち」が主語である場合に使用される「行く」という意味を持つ動詞である。バモスはスペイン語やポルトガル語が公用語となっている国だけではなく、アメリカやイギリスなど英語が公用語となっている国ではスラング的な意味合いで使用されている。理由としては、アメリカやイギリスといった英語圏にヒスパニック系移民が多く暮らしているという背景があると言える。「バモス(ホンダ)」とは
「バモス(ホンダ)」とは、自動車メーカー「ホンダ」が1970年に製造・販売した軽自動車である。初代モデルは1973年に一度生産を終了したものの、1999年に「ストリート」の後継車として2代目となる新型バモスが登場する事となる。優れた燃費性能やバッテリー性能があると言われているため、中古車市場でも見かける事が多く、カスタムされたバモスの中古車を販売している店舗も少なくない。尚、正式名称は初代と2代目で異なっており、初代は「バモスホンダ」、2代目は「ホンダ バモス」である。バモスはリアシートが畳めるようになっており、それによって広々とした荷室が確保できるようになっている。一方、バモスに関しては特別仕様車もあり、2007年発売の「トラベルドッグバージョン」や2010年に発売された「スペシャル」などがある。「バモスホビオ(ホンダ)」とは
「バモスホビオ(ホンダ)」とは2003年にホンダから発売されたワンボックスタイプの軽自動車である。同社から既に発売されていた「バモス」の派生車種であり、高い車高と広々とした荷室が特徴となっている。「ユーティリティナット」や「アタッチメントフック」などが付いており、様々なカーゴアレンジが可能である。2015年に発売されたモデルには5ドアタイプで4人乗りのグレードが追加されており、ワイパブルマットなどが標準で装備されてる他、フルオープン式のウインドウが採用されている。尚、バモスホビオはマイナーチェンジを繰り返した後、2018年にバモスと共に生産及び販売を終えている。「バモス」の使い方・例文
「バモス」という言葉は日常生活において、人を誘う時に使うケースもある。バモスは気軽なニュアンスがある言葉であり、気軽に相手を誘いたい場合には、便利な表現であると言える。またバモスは「~するつもり」という意味合いも持っており、未来形として使用する事ができる。同様の意味を持つ英語表現としては「be going to~」がある。バモスは「行く」という意味を持つ動詞であるが、未来形として使用する場合は「行く」という意味は含まず、「Vamos a ~」と使う事で「~するつもり」となる。バモス(vamos)を使った主な例文としては「Vamos, to the restaurant!(レストランに行こうよ!」、「okay, vamos!(よし、じゃあ行きましょう!)」、「Well, Vamos?(じゃあそろそろ行きますか?)」、「Vamos!Finish your homework(早く宿題を終わらせろ!)」などが挙げられる。バモス
バモス
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バモス
バモスは、スペイン語で、さあ、行こう、という意味。新しい楽しさをもたらすクルマでありたいという願いを込めた。1999年6月デビュー。ホンダでは新しい軽規格にミートした商用バン、アクティを同時期に発売したが、これと基本部分を共用する乗用セミキャブオーバー型のクルマ。660cc・自然吸気の3気筒・46psエンジンを、リヤアクスル直前に置くミッドシップレイアウト車で、駆動方式は後2輪タイプと4WDがあった。リヤサスペンションの形式はド・ディオン式。燃費に悪影響が少ない電動パワーステアリングを採用。 2000年2月、ターボモデルを追加した。インタークーラー付きで64ps(47kw)/6000rpmの最高出力を発生。駆動方式はFRまたはリアルタイム4WDがあった。ATは自然吸気型も含めて4速に進化した。
2001年9月、新デザインのグリルやバンパーを付けて外観一新、フルフォールダウン機構付きリヤシートを採用して使い勝手を向上させるなどの改良を行った。同時にローダウンスポーツサスペンションと13インチアルミホイールをセットにしたSパッケージをオプション設定した。
2003年4月、ホビオという新グレードを追加すると同時に、通常モデルも質感向上と装備の充実をはかった。ホビオは通常モデルより105mm高いハイルーフ仕様で、広いカーゴルームが特色。室内には自分でカーゴアレンジができる6mmのボルトが取り付け可能なユーティリティナット、アタッチメントフック類を壁面や床面に標準装備する。4ナンバーの“プロ”というタイプもリリース。
なお、ホンダには71~73年(デビューは70年11月)に軽トラックとして販売したバモスというクルマがあった。オープンタイプのボディに幌を着せ、「作業車に、プレイカーに、アイデアひとって楽しくたくましく働くトラック」といっていた。新バモスは軽1ボックスだが、旧車と通ずるものがある。
Vamos
ホンダ・バモス
(VAmos から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 12:05 UTC 版)
バモス(VAMOS)は、本田技研工業が製造・販売していた軽自動車である。
注釈
- ^ ただしバモスは2001年9月まで併売されていたストリートとは異なりハイルーフの設定が無く、2003年のバモスホビオ登場まで約1年6ヶ月の空白期間があった。また4ナンバー(軽貨物車)扱いであったストリートとは異なりバモスは5ナンバーである。
- ^ 低車高のため幅広に見え、「バモスホビオ」登場まで全てロールーフであった。
- ^ 4速AT車はエンジン、トランスミッションともに縦置きであるZのエンジンおよびミッションを流用している。
- ^ ただし格納するとフロントシートスライドが前半分に制約される。
- ^ なお、全グレードでオーディオレスの設定も可能。
- ^ 但し、バモスは5ナンバーのワゴンであるが、実質後継となるN-VANには5ナンバーのワゴンモデルは設定されておらず、4ナンバーのバンのみの設定である。
出典
- ^ “バモスホンダ〈VAMOS HONDA〉新発売!”. ホンダ四輪製品ニュース (1970年10月16日). 2014年5月20日閲覧。
- ^ ホンダでは多用途車として発売した。
- ^ a b 360cc軽自動車のすべて―'50ー'70年代の軽自動車総集編!. 三栄書房. (2013). pp. 92. ISBN 9784779618963
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車 第70号 19ページより。
- ^ 『軽自動車「ACTY(アクティ)」/「VAMOS(バモス)」シリーズを一部改良し発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2015年3月19日 。2015年3月19日閲覧。
- ^ “バモス(ホンダ)のカタログ”. 株式会社リクルート (2020年1月23日). 2020年1月23日閲覧。
- 1 ホンダ・バモスとは
- 2 ホンダ・バモスの概要
- 3 脚注
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