ムソルグスキー:涙
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ムソルグスキー:涙 | Une larme | 作曲年: 1880年 |
作品解説
ムソルグスキーが41歳の時(1880年)に作曲されたと考えられている。そして、1880年代に、モスクワから出版されている。
4分の4拍子で書かれており、ラルゴによる3小節の序奏で開始する。その後、アンダンテ・コン・モートの主部が続く。この部分は3部形式で書かれている。ゆったりとした曲線を描くメロディーに左手の伴奏が添えられる書法となっている。そして、中間部に「コン・ソルディーノ」の指示があるのに対し、中間部を挟む両端の部分には「センツァ・ソルディーノ」の指示がなされている。冒頭から派生したと考えられる、ラルゴによる4小節の終結部分をもって曲を閉じる。
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