Toqtaqiyaとは? わかりやすく解説

Toqtaqiya


トクタキヤ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/29 03:28 UTC 版)

トクタキヤ( توقتاقيا Tūqtāqiyā ? - 1377年)は、バトゥ家断絶後のジョチ・ウルスハン(1377年)。ジョチ家トカ・テムル家出身のオロス・ハンの長男。後にカザフ・ハン国の始祖となったケレイの祖父にあたる。一部資料によっては単にトクタ(オロス・ハンの子トクタ) توقتا بن اروس خان Tūqtā b. Urūs Khān とも書かれる[1]。15世紀の『ムイーン史選(Muntakhab al-Tawārīkh-i Muʿīnī)』の著者ムイーヌッディーン・ナタンズィーなど後代の歴史家によって、白帳(āq ūrda)ハンの第6代とされる。また、ティムールの伝記であるシャラフッディーン・アリー・ヤズディーの『勝利の書(Ẓafar Nāma)』では、トクタキヤはジョチ・ウルスの当主としてはジョチから数えて第21代。16世紀初頭だがホーンダミールの歴史書『伝記の伴侶(Ḥabīb al-Siyar)』では同じく第22代に数えられている[2]


  1. ^ 『伝記の伴侶(Ḥabīb al-Siyar)』第3部のジョチ家の叙述より。(Khwandamīr, Tārīkh-i ḥabīb al-siyar fī akhbār-i afrād-i bashar, vol.3, Tehran, 1333/1954, p.76)
  2. ^ 赤坂恒明『ジュチ裔諸政権史の研究』(風間書房, 2005年2月)p. 294-295
  3. ^ a b S.G.クシャルトゥルヌイ、T.I.スミルノフ「カザフスタン中世史より」『アイハヌム2003』、72頁


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