Talmud

デジタル大辞泉

タルムード【(ヘブライ)Talmud】

読み方：たるむーど

《教訓の意》ユダヤ教の宗教的典範。モーゼ律法および社会百般の事項に対する口伝的解答を集大成したもの。本文ミシュナとその注釈ゲマラの2部からなる。4世紀末ごろ編集されたパレスチナタルムードと6世紀ころまでに編集されたバビロニアタルムードがあり、一般には後者をさす。中世から現代に至るユダヤ人の精神文化を知る重要文献。

世界宗教用語大事典

タルムード 【Talmud】

ヘブライ語で〈学習〉の意。四～六世紀に編集されたユダヤ教の口伝律法（ミシュナMishnah）とその註解（ゲマラGemara）の集大成。ユダヤ人の生活規範・精神文化の基礎となった。→ マイモニデス

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タルムード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/24 14:38 UTC 版)

タルムード（ヘブライ語: תלמוד‎ Talmud、「研究」の意）は、モーセが伝えたもう一つの律法とされる「口伝律法」を収めた文書群である。6部構成、63編から成り、ラビの教えを中心とした現代のユダヤ教の主要教派の多くが聖典として認めており、ユダヤ教徒の生活・信仰の基となっている。ただし、聖典として認められるのはあくまでヘブライ語で記述されたもののみであり、他の言語に翻訳されたものについては意味を正確に伝えていない可能性があるとして聖典とはみなされない。エルサレム・タルムードと対比してバビロニア・タルムード(ヘブライ語版)と呼ばれることがある。