Sonata for piano No.1 Op.12とは? わかりやすく解説

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ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ 第1番

英語表記/番号出版情報
ショスタコーヴィチピアノ・ソナタ 第1番Sonata for piano No.1 Op.12作曲年1926年  出版年1926年  初版出版地/出版社: Muzykalny sektor 

作品解説

2007年12月 執筆者: 和田 真由子

1926年11月レニングラード音楽院作曲され同年12月ショスタコーヴィチ自身によって初演された。当時ショスタコーヴィチは、西欧新し音楽に深い興味示しており、ストラヴィンスキープロコフィエフヒンデミット、クシェネックらから大きな影響をうけた。この作品は、ショスタコーヴィチ初期のモダニズムラディカル姿勢をよく示す怪作一つである。しかし、そのあまりに前衛的な性格のためか、後にショスタコーヴィチ自身はこの作品に対して否定的発言をしている。初期作品にしかみられないような書法数々は、注目に値する演奏所時間は、約15分。
音楽は、単一楽章からなり、主に2つ主題自由な展開をみせる。伝統的なソナタ形式にはのっとってはいないが、レント奏される静かな中間部があり、これに緩徐楽章的な役割与えられている。
 音楽は非旋律的、その印象極めて抽象的である。暴力的ともいえるほど力強く重量感あふれる音楽中にめまぐるしく動き回るパッセージ密なテクスチュア半音階的動き不協和音連続、平行和音多用オルガン風の響きクラスター効果などあらゆる書法盛り込まれている。この作品をみても、ショスタコーヴィチの、ピアニストとして卓越した技量うかがえるだろう。ちなみに、この作曲翌年ショスタコーヴィチは、第一回ショパンコンクールソ連代表として出場しており、名誉賞与えられた。




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