Sonata K.23 L.411とは?

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スカルラッティ, ドメニコ:ソナタ ニ長調

英語表記/番号出版情報
スカルラッティ, ドメニコソナタ ニ長調Sonata K.23 L.411

作品解説

執筆者: 丸山 瑶子

ソナタ K1. - K.30について
 スカルラッティ鍵盤のためのソナタのうち、概ね推定される作曲年代基づいて番号付けされたカークパトリック番号K. 1から30まではEssercizi per Gravicembaloとして出版され、騎士階級下賜された返礼として、ポルトガル王ジョアン5世献呈された。(なおこの曲集は一般的にチェンバロのための練習曲集と訳され、またスカルラッティ鍵盤楽器のための作品は主にチェンバロ用と推定されているが、研究現状では、チェンバロ以外の鍵盤楽器が完全に想定外であるかははっきりしていない。)これは生前唯一作曲家自身出版した曲集で、その序文作曲家自身による真正文書資料としての価値を持つ。
 序文では、曲集が演奏技法修練目的としていることが示唆され、彼が音楽教師として仕えたマリア・バルバラの日々練習用という実用的目的で書かれたと推測できる。作曲年代に関しては、Esserciziはかなり前に書かれたソナタ推敲したものとして、多く研究者早期作曲年代主張しているが、結論未だにていない
 全30曲の配列発展的学習を可能とするもので、後の作品になるほど長く難しくなるよう並べられている。形式2部形式基本とする。また作品冒頭両手の短い模倣となるのはスカルラッティソナタ典型的で、多く場合模倣となるのは作品残り部分の主要素材と見たところは関連が薄いと思われる音形である。
 なお序文には曲集全体音楽内容触れ言葉もあるが、その解釈については、序文謙遜建前入りやすい文章であることも手伝って、繰り返し議論されている。

K. 23 Allegro

 トリル付き跳躍動機活用注目される。例えば、前半部ではトリル付き跳躍転調前に属調強調する。後半部では前半部におけるトリル動機楽節が半小節ずれて現れ、第1拍から始まるフレーズシンタックスを崩す。書法変化転調との対応関係(例え両手16分音符装飾音型の連続へ変わるところ)にも構成上の工夫確かめられる。





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