Selka

実用日本語表現辞典

≪韓国語≫セルカ

別表記：selka、セルカ、셀카

韓国語「セルカ」とは、「セルカ」の意味

韓製英語（コングリッシュ）のセルフカメラ「셀프카메라 （self camera）」を省略した言葉。撮影者が自分自身にカメラレンズを向けて自身の顔写真を撮影する、自分撮り、自撮りを意味する。自撮りを「셀카질」と言う時があるが、「셀카」だけでもよい。「질」は繰り返す動作や身体の部位を使った行為、道具を使った作業を表す接尾語であり、セルフカメラ「셀카」という道具を表す言葉の後ろに「질」という接尾語をつけることによって、セルフカメラで撮影する、すなわち自撮りという意味になる。

また、自撮りだけでなく自撮りした写真のことも意味する。言葉は「카메라（カメラ）」だが、写真を意味するので注意が必要である。セルフカメラという韓製英語が誕生した明確な時期は定かではないが、ルーツは2000年に世界で初めてカメラ付きの携帯電話が発売されて以降、自分で自分自身を撮影する自撮りが流行し始めたことにある。2010年台に入りスマートフォンやSNS、動画を投稿するサイトが世間に浸透していくにつれて自撮りの流行がさらに進行していくなかで、セルフカメラという韓製英語が誕生したと考えられる。

そして、セルカという略語はセルフカメラという言葉の誕生から程なくして生まれたと推測できる。セルカから派生した言葉に「셀카봉（セルカ棒）」があるが、自撮りをするためにカメラやスマートフォンを取り付ける棒状の道具のことを指す言葉である。

韓国語「セルカ」のハングル表記

セルカは「셀카」と表記する。「셀」は子音「ㅅ（s）」と母音「ㅔ（e）」とパッチム「ㄹ（r）」から成り立っており、「카」は子音「ㅋ（k）」と母音「ㅏ（a）」から成り立っている。また、「셀」は自己、自分自身、本人（self）を意味する文字であり、「카」はカメラ（camera）を意味する文字である。ちなみにセルカはセルフカメラを省略した略語であり、省略せずにハングル表記にするとセルフカメラを意味する「셀프카메라」となる。

韓国語「セルカ」の発音

「셀」はセル（sel）と発音し、「카」はカ（ka）と発音する。韓国語の発音は平音（息を優しく吐いて発音する音）、激音（息を強く出して発音する音）、濃音（息を出さずに喉を詰まらせるようにして発音する音）の3種類に分類され、子音が何かによって決定する。「셀」は子音が「ㅅ」のため平音、「카」は子音が「ㅋ」のため激音に分類される。「셀」は日本語の「セル」の発音とほぼ変わらないが、息を優しく吐くように意識して発音する。「카」は息を強く吐き出すよう意識しながら「カッ」と発音する。

（2022年9月23日更新）

外国人名読み方字典

Selka

名前 ゼルカ