STS-54とは? わかりやすく解説

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STS-54

分類:スペースシャトル


名称:STS-54
オービター名称:エンデバー
打ち上げ国名/機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1993年1月13日
着陸年月日:1993年1月19日
宇宙飛行士:ジョン・H・キャスパー/ドナルド・R・マクモナグル/マリオ・ランコ/グレゴリー・J・ハーバーグ/スーザン・J・ヘルムズ
飛行時間:143時間38

STS-54のエンデバーは、5番目の打ち上げとなる「追跡データ中継衛星TDRS-F」を宇宙運んで軌道上放出しました。
また、マリオ・ランコ宇宙飛行士とグレゴリー・ハーバーグ宇宙飛行士による船外活動行われ二人微小重力環境のなかで大きな荷物を運ぶテストしました
そのほかにも、STS-54エンデバーでは、遠く宇宙から放射されてくるエックス線計測してデータ集めたり染色体細胞調べて植物の成長について研究する実験や、人間身体器官に関する生命科学研究など、さまざまな科学実験が行われました
6日間飛行終えエンデバー無事に地球へ帰還しました。

1.どんな形をして、どのような性能持っている
スペースシャトル・エンデバーは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(エンデバー)と、それを打ち上げるための固体燃料ブースターロケット2基と、液体燃料入れてある外部タンクからなっています。全体長さ56メートル、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さは37m、高さ17m、重さ85tです。外部タンク使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。

2.打ち上げ飛行順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンク液体燃料を使うオービター噴射打ち上げます。2分後に、燃料燃えつきたブースターロケットが切り離されパラシュート落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンク切り離されオービター軌道修正エンジン地球周回軌道乗りますオービター地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します

3.宇宙飛行目的は?
追跡データ中継衛星TDRS-Fの放出や、船外活動さまざまな科学実験です。

4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果おさめたの?
追跡データ中継衛星TDRS-Fの放出成功しまた、エックス線計測や、生命科学生物学実験なども行いました

参考文献
Newton Collection II 宇宙開発竹内 均監修(教育社)1992年発行
SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島監修/三品隆司・著(PHP研究所)1995年発行


STS-54

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/17 19:12 UTC 版)

STS-54は、エンデバーを用いたスペースシャトルのミッションである。エンデバーにとって3度目の飛行であり、1993年1月17日にケネディ宇宙センターから打ち上げられた。




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