spit
「spit」とは、唾を吐く・唾・鉄串を意味する英語表現である。
「spit」とは・「spit」の意味
「spit」は、唾を吐くことを意味する動詞である。そのことから転じて、軽蔑する、という意味でも使われる。スラングにおいては、韻を踏む、という意味で用いられることがある。そのほか、会話文では白状する、泥を吐く、という意味で使われる。また、物がパチパチ、ジュージューと音が鳴ることを「spit」と表現することもある。現在分詞は「spitting」である。「spit」は名詞としても用いられる。その際の意味は、唾、雨や雪がぱらぱら降ること、焼き肉などに用いる鉄串である。
「spit」の発音・読み方
「spit」の発音記号は「spít」である。カタカナ読みだと「スピト」になる。「spit」の語源・由来
「spit」の語源は古英語で肉を焼くための棒を意味する「spitu」である。この単語は、古代ゲルマン語で鋭い先端を意味する「spituz」が語源だといわれている。「spit」の活用変化一覧
「spit」の活用変化一覧は以下の通りである。・現在形「spit(主語がhe/she/itの場合はspits)」
・現在進行形(現在分詞形)「spitting」
・現在完了形「have spat(主語がhe/she/itの場合はhas spat)」
・過去形(過去分詞形)「spat」
・過去完了形「had spat」
・未来形「will spit」
「spit」を含む英熟語・英語表現
「spit」を含む英熟語・英語表現には次のようなものがある。「spit out」とは
「spit out」は、口から何かを吐き出すことを意味する。また、早く話せ、という意味で使われることもある。
「spit and polish」とは
「spit and polish」は、磨き上げることや手入れすることを指す。主に軍隊や警察といった組織で多く用いられる。また、ビジネスマンが大切な商談の前に自分自身の身なりを整えることも「spit and polish」と表現される。
「within spitting distance」とは
「within spitting distance」は、非常に近い距離、という意味である。物理的な距離だけでなく、時間や価値観、人間関係など、さまざまな文脈で用いられる。
「to spit blood」とは
「to spit blood」は、激怒することを意味する。直訳すると口から血を吐く、になり、それほどに強い感情であることを表現した言葉である。また、口から血を吐くほど辛い、という意味でも用いられる。
「spit in the wind」とは
「spit in the wind」は、何も得られない、無駄な行為をすることを表す表現である。
「spit」に関連する用語の解説
「spit」に関連する用語としては、次のようなものが挙げられる。「spitting」とは
「spitting」は「spit」の現在分詞形である。唾を吐いている、という意味で使われることが多い。また、「spitting image」というフレーズは瓜二つ、という意味で使われることがある。
「spit攻撃(IP電話のスパム)」とは
「spit攻撃(IP電話のスパム)」における「spit」は、「spam over Internet telephony」の略称である。インターネット電話を介したスパムのことを指す。「VoIP(Voice over Internet Protocol)」技術を使用し、自動的にダイヤルされる迷惑電話が発信される。
「spit」の使い方・例文
「spit」を用いた例文には、次のようなものがある。「Trying to reason with him is like spitting in the wind.(彼に理屈を言っても無駄だ)」
「The military demands a high standard of spit and polish for their equipment and uniforms.(軍隊は装備品や制服に対して高い水準の手入れを要求する)」
「If you have something to say, just spit it out.(何か言いたいことがあるなら、はっきりと言え)」
「I live within spitting distance of the beach.(私はビーチから目と鼻の先の場所に住んでいる)」
「I was so angry at my boss that I thought I was going to spit blood.(上司に対してとても強い怒りを感じていたので、口から血を吐き出すほどだった)」
「He worked so hard that he was practically spitting blood by the end of the day.(彼は一日中働きすぎて、最後には口から血を吐き出すほどだった)」
「I couldn't believe it when I saw him spit on the sidewalk right in front of the restaurant.(彼がレストランのすぐ前の歩道に唾を吐くのを見たとき、信じられなかった)」
「The chef was preparing a delicious roast beef, carefully marinating it and then slow-roasting it over a spit until it was perfectly tender and juicy.(シェフはビーフを慎重にマリネし、完全に柔らかくジューシーになるまで串の上でローストすることで美味しいローストビーフを準備した)」
「I feel like I'm spitting in the wind when I try to get my kids to clean their rooms.(子どもたちに部屋を掃除するように言っても、何も変わらない)」
SPIT
読み方:スピット
SPITとは、IP電話におけるスパムメール行為のことである。
SPITでは、IP電話から人の声を通じて、メッセージなどの形で、広告や勧誘などが行われる。例えば「緊急事態が発生したので、連絡して欲しい」などといわれると、多くの人は心理的に動揺してしまう。そして、返信のつもりで連絡してみると、有料の番組などへつなげられてしまう。
SPITは、音声でアプローチしてくる性質上、文書であるスパムメールよりも即時性が高く、しかも感情的に訴えかける効果が高いとされる。一般ユーザーがSPITにまだ不慣れである要因に加えて、対策技術を講じることも困難であるとされる。SPITは、すでに対策技術が確立されつつあるスパムメールに替わって今後徐々に増えてゆくだろうと予測され、対処策の構築が急務とされている。
SPIT
読み方:スピット
別名:IP電話スパム
SPITとは、VoIP技術を利用して行われるスパム行為のことである。従来はもっぱらメールにおいて送りつけられてきたスパムの、音声版であるといえる。
VoIPは、インターネットプロトコル(IP)を用いたネットワーク上で音声伝送を行う技術である。インターネットを電話網として利用することが可能となり、IP電話などとも通称される。VoIPは、利用する回線を共有することができるため回線の利用効率が良く、非常にコストが安くつくというメリットがある。いわゆる電話加入権を購入する必要もない。またインターネット接続サービスとの相性が良いため、家庭向けのサービスとしてはISPが付加サービスとして無料で提供している場合も多い。
スパムとは、広告宣伝などを目的として不特定多数のユーザーに電子メールなどを無作為に送りつける行為のことである。スパムメールの要求に応答すると、悪質な有料サービスに誘導されたりする。受け取る個人はもちろん、大量のトラフィックを無駄に使っているという側面でも、スパムメールの山は問題となる。一時期はスパムメールが社会問題化するまでに至っている。
SPITは、音声を媒体とするため、スパムメールにはないリアルタイム性がある。電話に出てみるまではSPITかどうかを判別することが難しい上に、電話をとってSPITだった場合、とても多くの時間を相手に割かれてしまう。また、音声はテキストに較べて感情に対する訴求力を持っている。例えば緊急の用件を装ったメッセージによって「連絡ください」などと伝言された場合、気が動転して正常な判断が下せずに相手の要求に従ってしまうような場合が懸念される。
スパムメールには既に様々な対処策が講じられており、かなりの程度まで防御することが可能になっている。他方、VoIPはいまだ成熟しきっていない技術であり、スパム対策に関しても電子メールほど充実していない状況にある。VoIPの利用者が増加している中、スパム業者は、SPITへ乗り出すのではないかと予想されている。
現在、SPIT対策としては、電話の送信元をリアルタイムに割り出して通信を停止させる方法や、あるいはユーザーがブラックリストを登録して通話制限をかける方法などが考えられている。
唾液
「spit」の例文・使い方・用例・文例
- SPITのページへのリンク