RP-21とは? わかりやすく解説

サプフィル-21

(RP-21 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 07:39 UTC 版)

サプフィル-21ロシア語: Сапфир-21)は、ソビエト連邦の第339試作工場(後のファゾトロン)がMiG-21戦闘機用に開発した火器管制レーダー[1][2]


  1. ^ a b c d e f g h Gordon 2020, pp. 33–36.
  2. ^ a b c d e f g Streetly 2005, pp. 236–237.
  3. ^ a b c Gordon 2020, p. 38.


「サプフィル-21」の続きの解説一覧

RP-21

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/31 08:57 UTC 版)

TsD-30」の記事における「RP-21」の解説

一方、これらの防空軍における状況とは別にソ連空軍は、前線戦闘機として1959年よりMiG-21Fシリーズ運用開始していた。MiG-21FシリーズMiG-21第1世代にあたるもので、比較簡素なSRD-5Mレーダーしか備えておらず、基本的に昼間戦闘機であった。 しかし1950年代後半から1960年代にかけての時期戦闘機全天候能力必須であると考えられるようになりつつあった。これを受けてミコヤーン・グレーヴィチ記念設計局は、MiG-21TsD-30シリーズ搭載することを検討しはじめた。まずテストベッドとしてYe-7試作され、続いて規模試作機としてMiG-21F-13をもとにMiG-21P-13が設計された。これらの成果踏まえて最終的に操縦席後方膨らみ設けて燃料搭載量補ったMiG-21PFが初の量産型となった。 MiG-21P/PFの搭載したレーダーは、RP-9UKと同じTsD-30TPであり、これは間もなくRP-21U(РП-21У)として制式化された。TsD-30TP/RP-21Uは、戦闘機大の目標対す最大捜索距離は 20 km捕捉距離は 10 km であるとされていたが、実運においてはそれぞれ 13 km と 7 km短縮した動作モードとしては、捜索捕捉追尾照準4つがある。運用される武装は、当初はSRD-5Mと同様に赤外線ホーミング式のK-13A空対空ミサイル制式名: R-3SNATO名: AA-2A)のみであったが、のちに就役した改良型のTsD-30TK(制式名: RP-21M、NATO名: スピン・スキャンB)では、さらにセミアクティブ・レーダー・ホーミングSARH)式のK-13R(制式名: R-3RNATO名: AA-2B)とK-5が追加された。なお、TsD-30TK/RP-21Mの輸出版としてRP-21MA(ワルシャワ条約機構諸国向け)およびRP-21ML(それ以外)がある。 TsD-30/RP-21シリーズは、第1世代MiG-21(MiG-21Fシリーズ)で搭載されていたSRD-5Mレーダー比べると、探知距離など性能面ではあらゆる面で向上していた。しかしながらMiG-21狭隘ノーズコーンによる制約により、その性能十分に発揮することは難しかった第3世代MiG-21であるMiG-21S以降においては、より先進的なRP-22によって代替されている。また、後継機種MiG-23においては、さらに性能を向上させたRP-23(サプフィール23、Сапфир-23)が搭載されているが、輸出版一部では、RP-21が搭載された。

※この「RP-21」の解説は、「TsD-30」の解説の一部です。
「RP-21」を含む「TsD-30」の記事については、「TsD-30」の概要を参照ください。

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