QRコードとは? わかりやすく解説

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QRコード


QRコード

読み方キューアールコード
【英】QRCode

QRコードとは、デンソーウェーブ開発した方形2次元コード(縦×横に情報含んだコード)の規格である。

「QRコード」は株式会社デンソーウェーブ登録商標である。今日では携帯電話スマートフォン多くQRコードコードの読み取り対応しており、2次元コード代表的な規格となっているといえる

QRコードには文字情報等のデータ固有のパターン表されている。このパターン光学的に読み取り専用デコーダー変換することにより、格納されている情報を得ることができる。端末デジタルカメラ等の光学装置専用デコーダー搭載されていれば、QRコードの撮影(および変換)といった簡単な手順を経るだけで、WebサイトURLのような長く複雑な文字列などを、端末直接入力することができる。

QRコードには切り出しシンボル呼ばれる記号3点設けられている。これによって上下位置決定できるため、撮影する方向かかわらず正しく読み取りを行うことができる。

小売店商品値札などで多く目にするバーコード」は、パターン表現されデータ光学的に読み取る方式という点において、QRコードと共通している。ただしバーコード1次元コードである。つまり、横方向バーの幅)にのみデータ記録されており、縦方向バーの高さ)は格納されデータ直接関係しない一般的に利用されているバーコード場合記録できるデータ量おおよそバイト相当とされる

QRコードをはじめとする2次元コードは、縦×横にマトリックス状にパターン記録できるため、バーコードと同じ面積使用して格段に多くデータ格納できる。QRコードの場合、数キロバイト程度情報格納できる。これは文字にすると数千字分に相当する。QRコードはデータバイナリ形式格納するともできる漢字仮名記録できる他、理論的に画像音声なども記録可能である。


参照リンク
QRコードドットコム
先端技術のほかの用語一覧
ユビキタス:  パッシブ型ICタグ  ICタグ  IoT  QRコード  RFID  スマート漁業  2次元コード

QRコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 07:14 UTC 版)

QRコード(キューアールコード)は、1994年平成6年)に日本愛知県の自動車部品メーカーであるデンソーの開発部門(現在は分社化してデンソーウェーブ)が発明したマトリックス二次元コードである[1][2]。データ読み取りや店頭決済用コードとして世界中で多用されている。


  1. ^ 対象となる商品の区分は「理化学機械器具、測定機械器具、配電用又は制御用の機械器具、電池、電気磁気測定器、電線及びケーブル、写真機械器具、映画機械器具、光学機械器具、眼鏡、加工ガラス(建築用のものを除く)、電気通信機械器具、電子応用機械器具及びその部品、ロケット、回転変流機、調相機、電気アイロン、電気式ヘアカーラー、電気式ワックス磨き機、電気掃除機、電気ブザー、消防艇、磁心、抵抗線、電極、映写フィルム、スライドフィルム、スライドフィルム用マウント、録画済みビデオディスク及びビデオテープ」
  2. ^ このため、NHKの番組内など公共性が重視される場面では「二次元コード」と呼ぶことが多い。
  3. ^ GitHub - zxing/zxing: ZXing ("Zebra Crossing") barcode scanning library for Java, Android
  4. ^ 全角英数字 (2バイト文字)を含み、半角カタカナ (1バイト文字)を含まない。
  5. ^ 但し、後述の特許については、2017年1月末をもって存続期間が満了している。
  6. ^ 「https://aaa.example.com/1234567890」のような形式。
  1. ^ 【五感紀行】QRコード/情報を凝縮 日本の技術『北海道新聞』日曜朝刊別刷り2021年1月17日1-2面
  2. ^ 読売新聞』2020年11月11日8面掲載記事
  3. ^ 商標公報4075066 - J-PlatPat
  4. ^ a b c “ヒントは休憩中の“囲碁”だった…『QRコード』開発秘話 生みの親が明かす「特許オープンにした」ワケ”. ニュースOne (東海テレビ放送). (2019年11月29日). https://www.tokai-tv.com/newsone/corner/20191129.html 2019年11月29日閲覧。 
  5. ^ NHKビジネス特集「QRコード」生みの親に聞いてみた[リンク切れ]2019年5月20日
  6. ^ JIS X 0510:2004の7.3.8。JIS X 0510:2018では6.2 (c)。
  7. ^ “QRコードをアジアで展開:デンソー、日本外の市場開拓”. NNA.ASIA. (2010年12月10日). オリジナルの2011年6月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110620172605/http://nna.jp/free/news/20101210spd002A.html 2011年2月15日閲覧。 
  8. ^ QRコードの読み取りトラブル”. QRCode.com. 2010年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月22日閲覧。
  9. ^ FAQ|QRコードドットコム|株式会社デンソーウェーブ”. web.archive.org (2016年11月16日). 2016年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月9日閲覧。 “色を付けたりイラストを入れるような使い方をしても問題ありませんか?”
  10. ^ FAQ|QRコードドットコム|株式会社デンソーウェーブ”. www.qrcode.com. 2023年4月9日閲覧。 “色を付けたりイラストを入れるような使い方をしても問題ありませんか?”
  11. ^ ニュース - 生誕20年の「QRコード」、開発チームが日本から初めて欧州発明家賞を受賞 ITpro、2014年6月19日
  12. ^ 特許2938338 - J-PlatPat
  13. ^ US5726435A - Optically readable two-dimensional code and method and apparatus using the same - Google Patents
  14. ^ 特許2867904 - J-PlatPat
  15. ^ US5691527A - Two dimensional code reading apparatus - Google Patents
  16. ^ 特許3716527 - J-PlatPat
  17. ^ 特許第3726395 - J-PlatPat
  18. ^ 特許3996520 - J-PlatPat
  19. ^ US7032823B2 - Two-dimensional code, methods and apparatuses for generating, displaying and reading the same - Google Patents
  20. ^ “QR codes on China's train tickets may leak personal information”. Want China Times. オリジナルの2013年12月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131212064108/http://www.wantchinatimes.com/news-subclass-cnt.aspx?id=20121216000074&cid=1103 2013年3月16日閲覧。 
  21. ^ 新着情報 : QRコード決済9ブランドでのお支払いができるようになりました | 松江一畑交通”. www.ichibata.co.jp. 2020年4月30日閲覧。
  22. ^ a b 日本ICカードシステム利用促進協議会|ICカードQ&A”. www.jicsap.com. 2020年4月30日閲覧。
  23. ^ a b 磁気乗車券はコスト高!鉄道が相次ぎ乗り出すQRコード実証実験”. ダイヤモンド・オンライン. 2020年4月30日閲覧。
  24. ^ 画像ギャラリー | QRコード決済 ICカードが普及した鉄道で広がるか? 鍵はSuicaシステムのクラウド化”. 乗りものニュース. 2020年4月30日閲覧。
  25. ^ 中国のQRコード決済「動的」「静的」の違いは? 4月から「上限1日500元」で一部混乱”. AFP (2018年3月21日). 2018年3月21日閲覧。
  26. ^ “ウイグル族を「QRコード」で管理する中国”. ニューズウィーク. (2018年9月12日). https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/qr.php 2019年1月8日閲覧。 
  27. ^ 「サービス・機能 作ろうiモードコンテンツ:共通事項」『NTTドコモ』 NTTドコモ
  28. ^ 「サービス・機能 作ろうiモードコンテンツ:ブックマーク登録機能」『NTTドコモ』 NTTドコモ
  29. ^ 「サービス・機能 作ろうiモードコンテンツ:電話帳登録機能」『NTTドコモ』 NTTドコモ
  30. ^ 「技術情報 バーコードアドレス帳一括入力機能」『au』 KDDI
  31. ^ 「サービス・機能 作ろうiモードコンテンツ:メール連携機能」『NTTドコモ』 NTTドコモ
  32. ^ 「技術情報 バーコード アドレス帳一括入力機能」『au』 KDDI
  33. ^ QR コード読み取りに関する仕様 Version 1.0」 Vodafone K.K.、2003年4月30日
  34. ^ 「技術情報 バーコード Phone to機能」『au』 KDDI
  35. ^ a b iQRコード|QRコードドットコム|株式会社デンソーウェーブ”. www.qrcode.com. 2023年6月3日閲覧。
  36. ^ デンソーウェーブ、細長く狭いスペースにも印字できる 長方形型の新しいQRコード「rMQRコード」を開発」『デンソーウェーブ』 株式会社デンソーウェーブ、2022年5月25日
  37. ^ rMQRコード|QRコードドットコム|株式会社デンソーウェーブ”. www.qrcode.com. 2023年10月22日閲覧。
  38. ^ 特開2008-152334 プログラム、情報記憶媒体、2次元コード、印刷物、2次元コード画像、2次元コード画像の表示制御方法、2次元コード生成システム”. www.j-platpat.inpit.go.jp. 2023年4月9日閲覧。
  39. ^ 登録5659615”. www.j-platpat.inpit.go.jp. 2023年4月9日閲覧。
  40. ^ a b 会報JAiSA 第64号』一般社団法人日本自動認識システム協会 、2020年、4-6ページ
  41. ^ "地下鉄初!デンソーウェーブと東京都交通局が開発した新型QRコードを用いたホームドア開閉制御システムが運用開始" (Press release). 株式会社デンソーウェーブ. 3 October 2019. 2023年10月21日閲覧
  42. ^ 独自の「QRコード」を編み出した理由を聞いてみると…ホームドア設置率100%を達成する都営地下鉄」『東京新聞 TOKYO Web』 中日新聞、2023年10月21日



QRコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:36 UTC 版)

自動車検査証」の記事における「QRコード」の解説

検査証の内容一部暗号化されて格納されている。

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QRコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:54 UTC 版)

日本の発明・発見の一覧」の記事における「QRコード」の解説

マトリックスバーコード一種であるQRコードは、1994年デンソーウェーブによって発明された。

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QRコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:13 UTC 版)

自動改札機」の記事における「QRコード」の解説

QRコード方式空港搭乗口改札機多く導入されている。QRコードの自動改札機では、磁気券を用いるものに比べて「きっぷの取り忘れ取り間違い防げる」「改札機切符搬送部省略できることから、券づまりがなくなるほか機器メンテナンス代が軽減できる」「磁気券を用いないため切符そのものリサイクルが容易」などのメリットがあり 、スカイレール沖縄都市モノレールゆいレール)、北九州モノレール台湾高速鉄道などで採用されている。 QRコード方式紙製乗車券発行する場合ICカード専用改札機同様に投入口取出口搬送機構などを省略した改札機QR乗車券改札を行うことが可能である。IC乗車券と同様、出場時には乗車券回収する投入口設けられている場合もあるほか、投入口がなく、別に回収箱を置いてある場合もある。

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QRコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 03:37 UTC 版)

サリネライト」の記事における「QRコード」の解説

スマートフォンタブレットなどで記載されたQRコードを読み込むことで、WEB上のデジタルレポートにアクセスすることができる。また、シェア機能レポート内容友人など共有することができる。

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QRコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 08:11 UTC 版)

世界樹の迷宮V 長き神話の果て」の記事における「QRコード」の解説

ニンテンドー3DS背面配置されているカメラ用いる事でQRコードを解読する事ができる。それによってアイテム・ギルドカードなどが受信可能になっている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 08:54 UTC 版)

カブトボーグ」の記事における「QRコード」の解説

同梱の「おまけカード」に記録されているQRコード(二次元バーコード)を携帯電話取り込むと、下記サイトで遊ぶことができた(現在は閉鎖)。

※この「QRコード」の解説は、「カブトボーグ」の解説の一部です。
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