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Portable C Compiler

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/06 15:41 UTC 版)

Portable C Compiler (略して pcc) はベル研究所のStephen C. Johnsonが1970年代に書いたC言語コンパイラである[1]。異なるアーキテクチャ用のコードを出力することが容易なコンパイラの先駆けであり、1980年代初期には多くのCコンパイラがpccをもとにしていた[2]Version 7 Unixデニス・リッチーのコンパイラに代わって採用されたあとは、1990年の4.3BSD-Renoに含まれるなど、4.4BSDでGNU Cコンパイラに取って代わられるまで、長く標準コンパイラとして君臨していた。

pccの成功の鍵は移植性と診断能力にある。

  • ソースファイルの大部分がマシン非依存である。
  • 文法違反に強く、不正なプログラムを受け付けない。lintはもともとpccの一部だった。
  • pass1の時点でも最適化する。

こうした特徴を持つコンパイラは当時としては斬新で、たとえばデニス・リッチーによる最初のCコンパイラはPDP-11にべったり依存していた。

なお、pccはAlan Snyderによる別のportable C compilerからアイディアを取り入れているが、Snyderのものは遅く複雑で、実装上の問題もあった。




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