Piston

デジタル大辞泉

ピストン【piston】

読み方：ぴすとん

１ 内燃機関や蒸気機関のシリンダー内を往復運動する円板状または円柱状の部品。流体から圧力を受けたり、流体を圧縮したりしてエネルギーの授受を行う。プランジャー。

２ 半音階が吹奏できるように、金管楽器に取り付けられた管長を変える装置。

３ 休みなく往復を繰り返すこと。「送迎バスを—で運転させる」

[補説] 1は、同じ構造をした小規模・小サイズの器具についてもいう。注射器の内筒など。

大車林

ピストン

英語 piston

容積型エンジンでシリンダー内を往復運動して吸入、圧縮、膨張、排気を行う。燃焼によって生じたガスの圧力を受け、上死点から下死点に移動する際に仕事をする。この仕事をピストン仕事という。また、吸入行程では新気を吸入し、排気行程では燃焼ずみのガスを排気ポートに押し出す作用をする。ピストンは高温の燃焼ガスや低温の吸気に交互にさらされるため、熱応力に対しても強く、耐熱性、耐摩耗性などが要求される。一方、ピストンの往復運動による慣性カを低減するため、軽量であることが必要とされる。このため耐熱アルミニウムを用い、構造的にも軽量設計がなされ、高性能エンジンではアルミ鍛造製のものが多い。さらにレーシングエンジンなどでは、冷却のためのエンジンオイルをまわすクーリングチャンネルを設けたものもある。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

実用空調関連用語

ピストン piston

往復式圧縮機や機関などのシリンダ内を往復運動し、流体の加圧または受圧を行う腕(棒)。

Juggling用語事典

ピストン

読み方：ぴすとん
【英】：Piston

4ファウンテンをコラムのスタイルで行うパターン。4つの物体がすこしずつ周期をずらしながら垂直に上下運動をする。4気筒エンジンをイメージすると分かりやすい。 4つの物体がすべて独立した軌道を動くため、見た目にやっていることが分かりやすく、強いインパクトを与えるパターンである。

外国人名読み方字典

Piston

名前 ピストン

ウィキペディア

ピストン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/09/18 00:25 UTC 版)

ピストン（吸鍔、喞子、英: piston）とは、機械部品の一種で、中空の円筒形の部品（シリンダー）に内蔵される円筒形の機構の一般的な名称。活塞（かっそく）、喞子（しょくし）、吸鍔（すいつば）ともいう。主に内側に流体を出し入れし、ピストンにより流体を駆動する注射器の内筒など、逆に流体によってピストンを駆動する油圧シリンダーのようなアクチュエータ等、両方の使途がある。