Para-trooperとは? わかりやすく解説

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【空挺部隊】(くうていぶたい)

Para-trooper

空挺降下による展開を想定して編成され歩兵部隊
戦線山岳大河・海などを越えて空挺降下し、敵地後方浸透する事を主任務とする。
その後現地空挺堡構築して防御戦闘行いつつ、可能なら兵站破壊敵前線の包囲にかかる。

輸送機性質上、あまり重量のある兵器は展開できず、装備はあまり潤沢でない。
現代では車輌降下させる事も可能だが、重量制限は非常に厳しい。
友軍との連携断たれればすぐさま敵中孤立し玉砕投降憂き目を見ることもままある

危険で過酷な任務を受け持つため、訓練もそれを想定して高度かつ過酷なものとなる。
入隊時の審査厳しく精鋭部隊エリート部隊みなされる事も多い。
また、空挺降下任務性質上、特殊部隊母体となる事もある。

関連ジェロニモ マーケット・ガーデン作戦 ヘリボーン

各国の主な空挺部隊


空挺兵

(Para-trooper から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/19 06:04 UTC 版)

空挺兵(くうていへい、英語: paratrooper)は、空挺部隊に属する兵士のこと。パラシュートグライダーなどによるエアボーン戦術を実施する能力を備えている。このために厳しい訓練を行っており、また空中投下可能な装備を有することから、エアボーン戦術を用いない作戦でも、即応・空輸可能な精鋭軽歩兵部隊として投入される事もある。[1]


注釈

  1. ^ 自動開傘索方式で降下する場合、大部隊で降下することが前提となっているため、操縦性が高いと空挺兵同士が空中で衝突する恐れが出てくる[4]
  2. ^ 田中賢一ソビエト連邦ドイツ国日本アメリカ合衆国イギリスフランスイタリアポーランドの8か国を挙げているが[7]、その他にも、ペルーは1939年に、アルゼンチンは1944年に、ブラジルは1945年に、それぞれ小規模ながら空挺部隊を設立して、ペルーの空挺部隊は1941年に勃発した対エクアドル戦争において実戦投入されている[8]

出典

  1. ^ Wragg, David W. (1973). A Dictionary of Aviation (first ed.). Osprey. p. 209. ISBN 9780850451634 
  2. ^ "空挺". 精選版 日本国語大辞典. コトバンクより2022年6月4日閲覧
  3. ^ a b c d e f g h 臼井 2017.
  4. ^ a b c d e f g McNab & Fowler 2003, pp. 329–337.
  5. ^ 田中 1986, pp. 154–165.
  6. ^ a b 油井, 河東 & 熊谷 1972.
  7. ^ a b c 田中 1986, pp. 46–55.
  8. ^ Theotokis 2020, pp. 137–139.
  9. ^ a b 田中 1986, pp. 114–118.
  10. ^ 田中 1986, pp. 127–132.
  11. ^ 田中 1986, pp. 24–35.
  12. ^ 田中 1986, pp. 152–153.


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