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馬王堆漢墓

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/02 15:16 UTC 版)

馬王堆漢墓(まおうたいかんぼ)は、湖南省長沙にある紀元前2世紀墳墓利蒼(- 紀元前186年)とその妻子を葬る。1972年の発掘時、利蒼の妻の遺体が未だ生けるが如き状態だったことで知られる。また副葬品にも貴重な工芸品や帛書が含まれ、中国古代史研究にとって多くの重要な資料を提供した。


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注釈

  1. ^ 由来の異説として、墳丘が東西2つ並んだ姿からまず「馬鞍堆」と呼ばれ、音が「馬王堆」に変化したというものがある。(松丸ら (2003) p.471)ほか被葬者の異説として、劉発が母の程姫と生母の唐姫を埋葬した「双女塚」とするものもあった。(朱 (2006) p.189)
  2. ^ 当時。現在は中国社会科学院へ移管。
  3. ^ へんそう。副葬品を納める箱構造。
  4. ^ 小倉 (2003) p.145 では湖南省西方産の材とする。
  5. ^ 2号墓は棺槨が既に朽ちていたが、残っていた4枚の底板から一槨二棺と考えられる。(中国社会科学院 (1988) p.399)
  6. ^ きんい。遺体を覆う長衣。
  7. ^ 松丸ら (2003) p.457 は第三棺も黒漆塗りとする。
  8. ^ 貼り付けた羽毛で文様を表した絹。
  9. ^ 2号墓、3号墓の白膏泥層は比較的薄く、厚さも不均等だったために充分な密封がなされず、出土物の保全状態も劣ることになった。(朱 (2006) p.191)
  10. ^ 松丸ら (2003) p.461 は、外棺・中棺は白木作りとする。
  11. ^ 被葬者の名前などを記した旗。
  12. ^ トルファンで発掘された墓の棺を覆っていた帛画には、人身蛇尾のふたり神(伏羲女媧)が描かれている。(陳 (1981) p.92)
  13. ^ 踆烏は本来3本足のはずだが、帛画の鳥は2本足のようである。(陳 (1981) p.92)
  14. ^ このひき蛙は常娥(嫦娥、恒娥)の変身である。(陳 (1981) p.92)
  15. ^ 10個の太陽のうち1個は扶桑の上に、残り9個は樹下にあるとされるため、帛画の太陽は1個足りないことになる。(陳 (1981) p.92)
  16. ^ 楚の地に伝わる魂呼(たまよばい)の歌で、天の九重の関門にいる虎豹が、天に昇ろうとする下界の人間を噛み殺すと歌っている。「魂よ帰り来れ。君、天に昇る無れ。虎豹、九関、下人を啄害す。」
  17. ^ 劉邦が好んで使ったとされる竹皮の冠。
  18. ^ 魂魄は死後に分離し、魂は天上世界へ昇り、魄は地下世界の遺体に宿る。
  19. ^ 松丸ら (2003) p.461 は槨室の東西の壁とする。
  20. ^ 薄いあやぎぬ。日本で言う羅紗とは別物。(夏 (1984) p.98)
  21. ^ じはい。楕円形の左右の長辺に耳状の把手がある浅い杯形の食器。(『広辞苑』第5版)
  22. ^ さかずき。巵は四升入りの大きなものを指す。(『新選漢和辞典』第7版)
  23. ^ くしげ。櫛箱。
  24. ^ いわゆる乾漆。麻や絹を重ねて貼り合わせ素地を作ったもの。
  25. ^ はこ。蓋つきの容器。
  26. ^ ひ。匙。
  27. ^ う。大型で水平のご飯茶碗であり、側面なかほどに折れ上がった耳がつく。一説に盛水器、食器。(三省堂『新明解漢和辞典』)
  28. ^ あん。机。
  29. ^ はんぞう。把手のついた手洗い用の水を入れる容器。手に注いで使う。(『新選漢和辞典』第7版)
  30. ^ ふくりん。器物のへりを金属の類で覆い、飾ったもの。(『新選漢和辞典』第7版)
  31. ^ ふ。塩辛ひしおなどを入れる小さな甕(『新選漢和辞典』第7版)
  32. ^ 3本足の壺。
  33. ^ 黄ら (1991) p.220 では他に、筑を挙げる。磬(けい)は石もしくは製の板であり、吊り下げたものを打って鳴らす。筑(ちく)は竹でうつ弦楽器の一種。(いずれも三省堂『新明解漢和辞典』)
  34. ^ 被葬者が冥界でも金に困らぬよう、泥で貨幣をかたどり焼いたもの。(陳 (1981) p.83)
  35. ^ 八銖半両銭は呂后時代、四銖半両銭は文帝5年(前175年)に鋳造された、四角い穴の開いた円形貨幣。いずれも武帝元狩4年(前119年)の五銖銭の鋳造によって廃止された。従って埋葬年がそれより下ることはない。(陳 (1981) p.83)
  36. ^ たいこう。帯の留め金。
  37. ^ 社会科学院 (1988) p.403 は篆書・隷書の2種、松丸ら (2003) p.462 は篆書・隷書・秦隷の3種、黄ら (2003) p.220 は篆書・隷書・草書の3種とする。
  38. ^ 中国社会科学院 (1988) p.403 では、『黄帝書』と『老子』乙本で1篇、『刑徳』甲・乙種で1篇、合計26篇とする。
  39. ^ 天文・暦・占いなどの術
  40. ^ 朱 (2006) p.197 は方技とする。
  41. ^ 松丸ら (2003) p.462 はこの他に、土坑・房屋・廟宇などを示した『城邑和園寝図』を挙げる。
  42. ^ 木金火土水の五星の天文現象に伴う事象を占った言葉
  43. ^ 朱 (2006) p.205 は103種、黄ら (2003) p.221 は108種とする。
  44. ^ 朱 (2006) p.206 は『脈経』、松丸ら (2003) p.464 は『脈法』とする。
  45. ^ 松丸ら (2003) p.464 は医書簡を『合陰陽』(木簡)・『天下至道談』(竹簡)・『雑禁方』(木簡)・『十問』(竹簡)の4篇に分類している。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 松丸ら (2003) p.456
  2. ^ a b c d e 陳 (1981) p.84
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  4. ^ a b c d e 陳 (1981) p.76
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  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n 社会科学院 (1988) p.403
  12. ^ 小倉 (2003) p.144
  13. ^ 地球の歩き方編集室 『地球の歩き方 中国 2010-2011』 ダイヤモンド社2010年、p.380(日本語)。ISBN 978-4478058268
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  15. ^ 松丸ら (2003) p.457 の地図より
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  17. ^ 飯島 (2003) p.378 の図より
  18. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 社会科学院 (1988) p.399
  19. ^ 飯島 (2003) p.378
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  21. ^ 飯島 (2003) p.378 の図より
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  67. ^ a b c d e f g h i 朱 (2006) p.206
  68. ^ a b c d e f g h 朱 (2006) p.207
  69. ^ a b c 朱 (2006) p.208
  70. ^ a b 朱 (2006) p.146


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