ブローニングM1919重機関銃
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ブローニングM1919機関銃(M1919 Browning machine gun)は、第一次世界大戦末期にアメリカ合衆国で開発された重機関銃(中機関銃)である。
注釈
- ^ なお、-A5型は制式化され量産されたものの後に生産が中止され、固定型は-A4の派生型として統一されている(後述「#各型および派生型」の節参照)。
- ^ "AN/M*"の制式番号は口径ごとに与えられているため、単に"AN/M2"とのみ表記/呼称した場合、それが指し示すものは複数存在するので注意が必要である。正式には口径を示す数字を付けて表記され、アメリカ軍において"AN/M2"の制式番号の付いた航空機用機関銃には「.30 AN/M2」「.50 AN/M2」「20mm AN/M2」の3種類が存在する。
- ^ オープンボルト式の発火機構のため同調装置への接続は基本的に不可能だが、オプションで同調装置に対応させることのできる機構が用意されており、遊底は撃針の前進を制御する(プロペラが銃口を通過する位置にある場合は撃針が前進しないため、遊底が前進して薬室が閉鎖されても発火しない)ことで同調装置に対応する設計となっていた[25]。
出典
- ^ “The Machine Gun History, Evolution, and Development of Manual, Automatic, and Airborne Repeating Weapons”. 2020年1月4日閲覧。
- ^ a b c d e f “The U.S. Model 1919A4 Machine Gun”. American Rifleman. 2020年1月3日閲覧。
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- ^ a b c “The Browning 1919A4 and 1919A6 Machine Guns in Vietnam”. SmallArmsReview.com. 2020年1月4日閲覧。
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- ^ a b c d gungoal>Historical gun series : Browning M1919 – The World’s Great Machine Gun ※2021年12月12日閲覧
- ^ Modern Firearms>Browning M1917 M1919 - Browning M1919A2machine gun, as used by US Cavalry after WW1.
- ^ 極初期型の画像(Internet Movie Firearms Database>File:M1919A4 early model.jpg) ※2021年12月12日閲覧
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- ^ SMALL ARMS REVIEW|October 19, 2012|By Terry Edwards|"The War Story of British Bomber Aircraft Browning Mk II* B99327" - ウェイバックマシンによる(2021年5月11日アーカイブ分) ※2022年9月12日閲覧
- ^ a b The Aviation History Online Museum|October 26, 2014.|"Browning .303 Mark II Machine Gun" ※2022年7月10日閲覧
- 1 ブローニングM1919重機関銃とは
- 2 ブローニングM1919重機関銃の概要
- 3 概要
- 4 運用
- 5 各型および派生型
- 6 登場作品
M1919
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「ブローニングM1919重機関銃」の記事における「M1919」の解説
戦車搭載用機関銃としてM1918を改修したもの。車両搭載用ということもあり、射手が直接視認して照準するための照準器は装備されていない。機関部後面のものとは別に底面後部に垂直グリップと連動トリガーがあり、この部分を掴んで操作ができるようになっていた。車載用としてのみではなく歩兵用としての運用も考慮し、銃身は軽量型となり、二脚の装着が可能となっている。
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M1919
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「トンプソン・サブマシンガン」の記事における「M1919」の解説
1919年、第一次世界大戦の終結を受け、トンプソンはアナイアレーターを非軍事用の銃器として再設計するように指示した。この際、オート・オードナンス社では新たな製品名の検討が行われた。トンプソン自身は、大きくかさばる従来の機関銃(Machine gun)とは異なる、新たな銃器であることを強調する名称を求めていた。オートガン(Autogun)やマシンピストル(Machine Pistol)などが候補として挙げられる中、最終的にはサブマシンガン(Submachine gun)が選ばれ、製品名はトンプソン・サブマシンガン(Thompson submachine gun)とされた。サブマシンガンという言葉はこの際に造語されたもので、トンプソン・サブマシンガンはこの言葉を用いた最初の製品である。この言葉は後に「拳銃弾を使用するフルオート火器」の総称として世界的に使用されるようになった。また、宣伝上の理由から「サブマシンガン」という馴染みのない新しい用語よりも大衆の興味を引く名前も必要とされたため、トミーガン(Tommy Gun)という愛称が考案された。トミーガンという語は米特許商標庁にて商標として登録され、いくつかの銃への刻印にも使われた。製造は精密機器メーカーのワーナー&スワジー(英語版)社が担当した。民生用のスポーツ銃として再設計されたこともあり、軍や警察からの注文はごく僅かであった。M1919は.45ACP弾、.22LR弾、.32ACP弾、.38ACP弾(英語版)、9x19mmパラベラム弾など各種の弾薬用に製造され、照星や銃床を持たないなど、デモンストレーション用/テスト用としての色彩が強い製品だった。トミーガンの特徴となった垂直フォアグリップは銃身下部に装着され、安定したフルオート射撃が可能だったが、発射速度は1,000発/分程度と高速だった。1920年初頭、政府によるトミーガンのテストが決定する。1920年4月27日にスプリングフィールド造兵廠にて実施された予備性能試験においては、2,000発の射撃中に動作不良は1度のみという好成績を残した。この数ヶ月後には海兵隊のクワンティコ海兵隊基地(英語版)で試験が行われ、同様に好成績を残している。
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