M1919とは? わかりやすく解説

ブローニングM1919重機関銃

(M1919 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/19 00:50 UTC 版)

ブローニングM1919機関銃(M1919 Browning machine gun)は、第一次世界大戦末期にアメリカ合衆国で開発された重機関銃(中機関銃)である。


注釈

  1. ^ なお、-A5型は制式化され量産されたものの後に生産が中止され、固定型は-A4の派生型として統一されている(後述「#各型および派生型」の節参照)。
  2. ^ "AN/M*"の制式番号は口径ごとに与えられているため、単に"AN/M2"とのみ表記/呼称した場合、それが指し示すものは複数存在するので注意が必要である。正式には口径を示す数字を付けて表記され、アメリカ軍において"AN/M2"の制式番号の付いた航空機用機関銃には「.30 AN/M2」「.50 AN/M2」「20mm AN/M2」の3種類が存在する。
  3. ^ オープンボルト式の発火機構のため同調装置への接続は基本的に不可能だが、オプションで同調装置に対応させることのできる機構が用意されており、遊底は撃針の前進を制御する(プロペラが銃口を通過する位置にある場合は撃針が前進しないため、遊底が前進して薬室が閉鎖されても発火しない)ことで同調装置に対応する設計となっていた[25]

出典

  1. ^ The Machine Gun History, Evolution, and Development of Manual, Automatic, and Airborne Repeating Weapons”. 2020年1月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f The U.S. Model 1919A4 Machine Gun”. American Rifleman. 2020年1月3日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h The M1919 family tree”. m1919tech.com. 2020年1月3日閲覧。
  4. ^ a b c d Browning 1919A6”. SmallArmsReview.com. 2020年1月4日閲覧。
  5. ^ a b c The Browning 1919A4 and 1919A6 Machine Guns in Vietnam”. SmallArmsReview.com. 2020年1月4日閲覧。
  6. ^ a b c Firepower in the Pacific: The “Stinger” Machine Gun”. American Rifleman. 2020年1月4日閲覧。
  7. ^ U.S. Army Rifle Company (1945-1948)”. Battle Order. 2020年1月4日閲覧。
  8. ^ Internet Movie Firearms Database>File:M1919 original.jpg ※2021年12月12日閲覧
  9. ^ Internet Movie Firearms Database>File:M1919A1.jpg ※2021年12月12日閲覧
  10. ^ a b c d gungoal>Historical gun series : Browning M1919 – The World’s Great Machine Gun ※2021年12月12日閲覧
  11. ^ Modern Firearms>Browning M1917 M1919 - Browning M1919A2machine gun, as used by US Cavalry after WW1.
  12. ^ 極初期型の画像(Internet Movie Firearms Database>File:M1919A4 early model.jpg) ※2021年12月12日閲覧
  13. ^ a b c d e f Rottman. "Browning .30-caliber Machine Guns". (ISBN 978-1780969213). Osprey. 2014. p.26-27
  14. ^ a b c SMALL ARMS REVIEW|September 11, 2022|by SAR Staff|"THE BROWNING 1919A5" ※2022年9月11日閲覧
  15. ^ a b c Rottman. "Browning .30-caliber Machine Guns". (ISBN 978-1780969213). Osprey. 2014. p.21
  16. ^ a b c FORGOTTEN WEAPONS|March 8, 2019|Ian McCollum|M37:The Ultimate Improved Browning 1919 ※2023年6月18日閲覧
  17. ^ a b WeaponSystems.net>Browning M37 ※2021年12月11日閲覧
  18. ^ www.warboats.org - Ordnance Notes|by Bob Stoner|2005|Mk 21 Mod 0 7.62mm Machine Gun ※2021年12月11日閲覧
  19. ^ Just Another Gun Blog|Oct 23, 2010|Browning 1919 M230 Conversion Kit ※2023年1月1日閲覧
  20. ^ 実射の動画
    @Patinator - M230.mp4 - YouTube ※2023年1月1日閲覧
  21. ^ AMM TERRA>TNW M230 Conversion Kit ※2023年1月1日閲覧
  22. ^ a b Gothia Arms Historical Society in Gothenburg Sweden.>The Swedish machineguns before 1950. MMG - Kulspruta m/42 (B) / MMG - Kulspruta KSP m/39C ※2021年6月6日閲覧
  23. ^ Rottman. "Browning .30-caliber Machine Guns". (ISBN 978-1780969213). Osprey. 2014. p.30
  24. ^ a b MILITARY FACTORY|05/09/2016|"Browning .303" ※2022年12月13日閲覧
  25. ^ SMALL ARMS REVIEW|October 19, 2012|By Terry Edwards|"The War Story of British Bomber Aircraft Browning Mk II* B99327" - ウェイバックマシンによる(2021年5月11日アーカイブ分) ※2022年9月12日閲覧
  26. ^ a b The Aviation History Online Museum|October 26, 2014.|"Browning .303 Mark II Machine Gun" ※2022年7月10日閲覧


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M1919

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 15:00 UTC 版)

ブローニングM1919重機関銃」の記事における「M1919」の解説

戦車搭載機関銃としてM1918改修したもの。車両搭載ということもあり、射手直接視認して照準するための照準器装備されていない機関部後面のものとは別に底面後部に垂直グリップ連動トリガーがあり、この部分掴んで操作ができるようになっていた。車載としてのではなく歩兵としての運用考慮し銃身軽量型となり、二脚装着が可能となっている。

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M1919

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 02:51 UTC 版)

トンプソン・サブマシンガン」の記事における「M1919」の解説

1919年第一次世界大戦終結を受け、トンプソンアナイアレーターを非軍事用銃器として再設計するように指示したこの際、オート・オードナンス社では新たな製品名検討が行われた。トンプソン自身は、大きくかさばる従来機関銃Machine gun)とは異なる、新たな銃器であることを強調する名称を求めていた。オートガン(Autogun)やマシンピストルMachine Pistol)などが候補として挙げられる中、最終的にサブマシンガンSubmachine gun)が選ばれ製品名トンプソン・サブマシンガンThompson submachine gun)とされた。サブマシンガンという言葉この際造語されたもので、トンプソン・サブマシンガンはこの言葉用いた最初の製品である。この言葉は後に「拳銃弾使用するフルオート火器」の総称として世界的に使用されるようになったまた、宣伝上の理由から「サブマシンガン」という馴染みのない新しい用語よりも大衆興味を引く名前も必要とされたため、トミーガンTommy Gun)という愛称考案された。トミーガンという語は米特許商標庁にて商標として登録されいくつかの銃への刻印にも使われた。製造精密機器メーカーワーナー&スワジー(英語版)社が担当した民生用スポーツ銃として再設計されたこともあり、軍や警察からの注文ごく僅かであった。M1919は.45ACP弾.22LR弾.32ACP弾、.38ACP弾(英語版)、9x19mmパラベラム弾など各種弾薬用に製造され照星銃床持たないなど、デモンストレーション用/テストとしての色彩が強い製品だった。トミーガン特徴となった垂直フォアグリップは銃身下部装着され安定したフルオート射撃可能だったが、発射速度は1,000発/分程度高速だった。1920年初頭政府によるトミーガンテスト決定する1920年4月27日スプリングフィールド造兵廠にて実施され予備性能試験においては、2,000発の射撃中に動作不良1度のみという好成績残した。この数ヶ月後には海兵隊クワンティコ海兵隊基地英語版)で試験が行われ、同様に好成績残している。

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