ジョー・シファート(スイス)
1957年に2輪ジレラ125でレースデビュー。60年にはフォーミュラ・ジュニアのロータス18で4輪に転向、2年後のベルギーGPでは早くもロータスでF1デビューを果たした。その後ブラバムやクーパー、さらに最後のシーズンとなった71年にはBRMと、各チームを移籍しながら2回の優勝を記録するにとどまった。だがスポーツカーレースでは世界一の遣い手として知られており、60年代終盤からの数年間はポルシェをはじめとするさまざまなマシンを駆り、ルマンを筆頭にメーカー選手権や北米を転戦するCan-Amでも活躍。69年のマニュファクチャラーズ選手権でポルシェ908に、チャンピオンカーのタイトルをもたらした。69年の日本GPではポルシェ917をドライブ、トレーニングやセッティングが不十分な状況ながら6位入賞を果たした。セッピーの愛称で女性ファンが多かったが、71年にブランズハッチで、行われたノンタイトルのF1レースにBRMで出場し、アクシデントで帰らぬ人となった。
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