【入間基地】(いるまきち)
JASDF Iruma Airbase.
埼玉県狭山市・入間市域に所在する、防衛省(航空自衛隊)管理の軍用飛行場。
中部航空方面隊司令部を筆頭に、後述する様々な部隊が置かれ、首都防空の要として約4,300人の隊員を擁している。
ただし、環境保持に関する地元との協定により、アフターバーナーを装備する機体を運用できないため、戦闘機部隊は百里基地に配備されている。
また、自衛隊における兵站の一大拠点としての役割も果たしており、全国航空輸送網の中枢ターミナルとして、航空輸送人員約85,000人、航空輸送貨物年間約2,500トンを扱っている他、埼玉県警察航空隊の運航基地も本基地に隣接して置かれている。
本基地のルーツは、昭和13(1938)年に旧帝国陸軍の航空士官学校が所沢から移転してきたことにはじまる。
以後、陸軍の航空兵科に勤務する初級幹部の育成拠点として活用されてきたが、終戦にともなってアメリカ空軍に接収され、「ジョンソン基地」と名づけられて第5空軍の拠点となった。
その後、昭和29(1954)年に用地の一部がアメリカから返還されて航空自衛隊が使用することになり、昭和33(1958)年に中部航空方面隊司令部が設置され、「入間基地」が誕生した。
以後、アメリカ空軍の管理地は徐々に縮小されていき、昭和53(1978)年には日本に全面返還、航空自衛隊の主要基地として現在に至る。
空港情報
種別:軍用
滑走路:2,000×45(17/35)
3レターコード:none
4レターコード:RJTJ
自衛隊の配備部隊
その他の官公庁航空組織
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