JAP18
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 07:11 UTC 版)
「それでも、生きてゆく」の記事における「JAP18」の解説
2011年9月8日放送の第10話の中で、作中ストーリーの鍵となる15年前の事件が掲載された架空の週刊誌『MONDAY (マンデー)』がサブリミナル的に一瞬映し出されるシーンがあり、その表紙上部には「JAP18 美姿10ショット」と書かれていた。「JAP18」はアイドルグループ「AKB48」をもじったものとも思われるが、英語で日本人を侮蔑する人種差別用語「JAP」と、朝鮮語において英語の卑語「fuck」や「shit」に相当し、韓国では放送禁止用語でもある「シッバル(씨발)」とよく似た発音が近似し、ネット上では人を馬鹿にする際に「18」と表記することもある「シッパル(십팔)」(数字の「18」)を組み合わせた日本人への侮蔑語ではないかとの臆測を呼び、ネット上で炎上した。 9月10日の記事でJ-CASTニュースは、本件についてフジテレビ広報に問い合わせたところ、「土曜日なので担当者がおらず、コメントできない」とのことだったと報じている。 9月10日のガジェット通信記事は、架空の週刊誌に掲載された複数の人物名が実在する元慶應義塾大学ラクロス部のものであると報じた。 9月11日には韓国の国民日報が本件を報じた「“JAP18だなんて”…フジTVドラマ日本卑下疑惑」と題する記事を掲載し、更にこの記事を報じたガジェット通信の記事がライブドアニュース、アメーバニュース、exciteニュースでも流された。 ネットユーザーから関与を疑われた助監督の木下悠貴は番組ブログに書かれていた内容から朝鮮語に堪能なことや、過去には自身のブログで「ジャップ」と発言するなどしていたことが発覚。助監督の知人と称して卒業アルバムをアップするものまで現れた。J-CASTニュースも、ネット上でこの架空の雑誌を制作したスタッフの情報探しが行われているとして、「○○○○ 豊満ボディ」「独占爽快撮り下ろし!○○○○」など、これに表記されていた複数の人物名をネットで検索すると、この助監督と同大学で同部活に所属していた人物、同大学の卒業生、現職フジテレビ社員等の実在の人物が検索され、またそれぞれの年齢が近いことなど、ただの偶然ではなく何らかの関係性があるのではないかと指摘している。また、問題とされた雑誌の号数がフジテレビ抗議デモがフジテレビ本社前で行われた8月21日と一致しており、このことも何らかの関連性があるのではないかとの見方もあるが、いずれにせよフジテレビは本疑惑について公式に見解を出していないため、意図の解明や今後の騒動の決着点は未だに提示されていない状態である。 なお、フジテレビはドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011』で原爆投下の翌日である8月7日に放送した第5話で、主演の前田敦子が広島に投下された原子爆弾のコードネームだった「LITTLE BOY」とプリントされたTシャツを着たシーンが問題視された「フジテレビ原爆名Tシャツ問題」も意図的だったのではないかと囁かれており、本件と合わせると、同年8月にフジテレビ系列の東海テレビで「怪しいお米 セシウムさん」などと流して番組が打ち切りになるほど社会問題となった「セシウムさん騒動」レベルの不祥事とみることもできるいう意見もネット上にはあるなどとも報じられている。また「『それでも、生きていく』は良いドラマなだけに残念だ」とも一部では評された。
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