硫黄島ロランC主局とは? わかりやすく解説

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硫黄島ロランC主局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 05:25 UTC 版)

硫黄島ロランC主局
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1978年度撮影)。

硫黄島ロランC主局(いおうとうロランシーしゅきょく)は、小笠原諸島火山列島硫黄島にあったロランC送信施設。1994年に廃局となった。

旧北西太平洋ロランCチェーン(Grid 9970)の主局としてアメリカ沿岸警備隊及び海上保安庁が設置し運用していた。411.5 mのアンテナから4メガワットの送信出力でロランパルス信号を発信していた。

1968年(昭和43年)6月26日に小笠原諸島が日本に返還された時から1975年(昭和50年)に対馬オメガ局送信用鉄塔が完成するまでの期間において、南鳥島ロランC局とともに日本一高い構造物であった。

沿革

  • 1968年(昭和43年)6月26日 - 条約に基づきアメリカ合衆国軍隊のロラン局の用に供する[1]
  • 1993年平成5年)10月1日 - アメリカ沿岸警備隊から日本の海上保安庁硫黄島ロランC局として引き継がれる[2]
  • 1994年(平成6年)10月1日 - 運用を停止し[3]、アンテナ等の施設は撤収された。
    この後、北西太平洋ロランCチェーンの主局としての役割は、新島ロランC局に引き継がれた。

脚注

  1. ^ 同日、防衛施設庁告示第10号「小笠原諸島の復帰に伴う法令の適用の暫定措置等に関する法律第十二条第一項の規定に基づき国が使用する土地を指定する件」
  2. ^ 同年10月19日海上保安庁告示第113号「航路標識の設置、廃止及び一時撤去の件」
  3. ^ 同年11月8日、海上保安庁告示第133号「航路標識の設置、廃止及び一時撤去の件」



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